ヘタ鬼 〜Gradirei scappare〜

【１５７】　かなりショック！ ページ24

アーサーの力にしてと言われフェリから魔力を返してもらった直後それはおきた

ｲｷﾞ「よし。サンキュ。確かに貰ったぞ。
　 アイツもなぁ…若いからしょうがねぇけど…もっとこう…」


ア「いい加減にしてくれよ！！」

アルの怒声がふいに聞こえた
だが、それはアーサーに対してではない


プ「！？」

イ「あ、ちょっとやばいかも…」

悪い空気を察したフェリが声の聞こえた方へ向かう
ここはフェリに任せた方が良さそうだね


そこではベッドに座るアルとそばに立っているマシューが言い争っていた

イ「アルフレッド待って！落ち着いて！」




ｲｷﾞ「……」

ド「ふぅ…」

ルートはため息をついた
呆れからではなく、悲しみ？落胆？からだ

日「大丈夫ですか？ルートさん」


ド「ん？あぁ。振られてしまったな」


日「すっかり忘れていました…。
　 フェリシアーノ君、ここでの記憶があまりにも多すぎるので
　 過去の記憶がどんどん消えているんですよね」


フ「むしろ、どの記憶が残ってるんだろうな。
　 っておいおい。お前大丈夫かよ。そんなにショックだった？」

フランシスの言う通り、ルートはズーン…と落ち込んでいた
フェリの行動をよく叱っていたり呆れていたりするけど
頼られているのは悪い気してなかったんだろうなぁ

なのに、突然いらないって言われればそりゃ…

プ「ここ出ればそれもなくなるだろ。
　 そんなに落ち込むなよヴェスト…」


ド「あ…あぁ」

誰もアルがキレた事を気にしないけどどうした

日(アルフレッドさん達、大丈夫でしょうか？)

あ、漸く菊が気にかけてアル達の方へ向かった
頭の中でだけど…せめて言おうよ



〜続く〜
主人公ちゃんはアル達とルート達の中間辺りで会話を聞いてます

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