ヘタ鬼 〜Gradirei scappare〜

【１５１】　５分だけでも ページ15

ｲｷﾞ「援護助かる」


日「持っていた塩を落としてしまい、嫌な予感がしたもので」

あ『僕が菊に教えたんでしょー。アーサー達が危ないって』

日「まぁ、たしかにそうですけどね。でも塩は落としましたよ」

あ『分かったから！！』


日「問題は、この敵です。全く歯が立ちません」


ｲｷﾞ「あぁ。この魔法ももう限界だな。
　 正直言って、３人がかりでも足止めできるか…」


日「難しいですね。ですが、敗北は死です。
　 ここで足止めできなければ、全滅でしょう」


あ『そんな事僕がさせないけどねー』

のほほんと答える
状況が状況なだけに和めないけど

ｲｷﾞ「全力で止めるぞ！」


▼菊の「断」

　トミーに６３６のダメージ！

▼アーサーの「エクスペクト・パトローナム」

　７００のダメージ！


ｲｷﾞ「少なくとも５分は保たせるぞ」

日＆あ「承知/了解！！」


▼トミーの「ニガ、サ…なイ…」

　日本に６６３のダメージ！

▼Aの「百花乱舞」

　８００のダメージ！

▼アーサーの「エクスペクト・パトローナム」

　６６０のダメージ！

▼トミーの「コワレロ」

　菊に５３７、アーサーに６１０、Aに４５０のダメージ！

▼Aの「無月散水」

　７３４のダメージ！


日「くっ……」

菊が膝をついた
やはり連戦はきつかったのだろう

ｲｷﾞ「おい！！！大丈夫かよ！！」


あ『大丈夫！？菊！！』


日「すみません……敵の前で膝をつくなど…」


あ『背中から血が…！！』

菊の背中から血が流れていた
気づかぬうちにトミーに切られていたようだ

ｲｷﾞ「背中をやられたのか！！立てるか！！まだ来るぞ！！」


日「っ……！５分すら保たないとはっ…！！」


ｲｷﾞ(敵の強さが全然違う…。別館だからか？
　 このままだと本当に三人共殺されるぞ)

あ(菊達がやるまで僕は二人が死なないように助けなきゃ)




〜続く〜

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