ヘタ鬼 〜皆を助けるんだ！〜

【２１】　連合国side ページ23

イタリア達が来る少し前の出来事

中「本当にこんな所にあったあるか！」

ｲｷﾞ「噂だと思っていたんだが…あるもんだな」

フ「この寂れた感じが、雰囲気にあっていいんじゃない？」

カ「僕はあんまり気乗りしないんだけど…」

ア「？今なんか声がしなかったかい？」

ロ「またまたアメリカ君たら〜！何にも聞こえないじゃない〜」

カ「…」

ア「それにしても…なんかあまり楽しそうな場所ではなさそうだね」

ｲｷﾞ「…」

ロ「まぁちょっと見て帰ればいいんじゃない？夕方前には出られると思うんだ」

中「そうあるな。我も、あんまり長居したくねぇある！」

フ「んじゃ、取り合えず入ってみるか」

《ｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞ…》

−カナダside−

ロ「お化けが出るって噂があるんだよね。だから誰も近寄らない…」

ロシアさんが言うと余計怖いんですけど…；；

ア「確かに。なんだか薄気味悪い所なんだぞ」

カ「あれ？珍しいねアメリカ。怖いの？」

ア「違うよ！でもなんか…あれ？中国達がいないじゃないか」

ロ「えーとね〜。一階は任せたって言って、さっさと二階に行っちゃったみたい」

ア「フーン。じゃあ俺達は…」

《ｶﾞﾁｬﾝｯ》


−中国side−

フ「中は思ったより綺麗なんじゃないの？」

ｲｷﾞ「そ、そうだけどよ…。なぁ、帰らないか？」

？なんかあへんの顔が青いある

フ「なんだよイギリス。怖いのか？」

ｲｷﾞ「ちっちげぇよばか！！そうじゃなくて、なんかここ…」

中「はぁ。全く馬鹿馬鹿しいある。お化けなんか、いるはずねぇある。とっとと帰るよろし」

フ「おいおい。一人で見て回るのか？」

ん？なんかあそこの部屋が臭うあるな…

中「そこの部屋を覗いてみるだけある。少し異臭がするあるよ」

扉に近づくとよりひどくなるあるな

ｲｷﾞ「え。それマズくないか？ちょ、待てって！」

フ「なーんかここ、嫌な感じがしてたまらないっつーか…。本当に出そうだな。こりゃ」

ｲｷﾞ「…」

フ「お前さっきからだんまりだけどどうしたのよ？いつもみたいに変なのでもいた？」

ｲｷﾞ「…。いねぇんだ。何も」

中「ロシアとかその他は一階にいるあるよ」

ｲｷﾞ「いや、そりゃ分かってるけどよ。ここそういうのが全くいねぇっつーか…
　 なんつったらいいのか、そう言うのも含めて全部、何もかも食われたって…感じが…」

フ「いつもの幻覚が見えないってことか？
　 幻覚すら食われた空間ってことなら早々引き上げるべきかもな」

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