できる… †Blue† ページ40
〜マトリエルside〜
フランシス:…って感じさ♪だいたい分かったぁ?
マトリエル:…うん。
あれからうちはフランシスに弓矢についていろいろ教わった。
利点・欠点、矢の引き方、などなど…
それを聞いていると、弓矢を使いこなすのはとても難しいことだと分かった。
放てたとしても、狙いを外せば意味はない。
どれほど確実に当てられるかという技術が必要だ。
しかも、これは戦闘のために使うのだ。
一戦のうちに焦らず何発も放てるような集中力と精神力も必要となってくるだろう。
はたして自分にできるのだろうか?
しかし、このように感じながらも、不思議と不安はなかった。
むしろ、弓矢のことを知るにつれ、胸が躍る感じがするのだ。
フランシス:じゃあ、だいたい教えたことだし、実際にやってみる?
イヴァン:そーだね。できそう?マトリエルちゃん?
二人がうちの頬を見ている。
とても優しい眼差しだが、真剣なのが良く分かる。
うちは二人の目をしっかり見て答える。
マトリエル:うん。やってみる…
* * *
目の前にあるのは的の代わりの丸太。
うちは弓を持ち、矢を丁寧に引いた。
矢が弓の弦を引くにつれ、ギリギリという低い音を立てる。
狙うのは丸太の真ん中。
全神経を目に集め、意識を集中させた。
空気が張り詰め、緊張感が辺りを漂っている。
うちは目を閉じ、心を落ち着かせた。
そして、
マトリエル:(…できる…)《カッ》
目を開いたその瞬間、うちの手元から矢が放たれる。
それは綺麗な直線を描くように進み、丸太の真ん中へと吸い込まれていった。
一瞬の出来事。
息を飲んでで見守っていた二人は目を見開き、唖然としていた。
すると、
《パチパチパチパチ…》
静寂の中、弓道場の入り口付近から軽やかな乾いた音が響き渡る。
音がする方を見てみると、そこには拍手をするフリッジア様がいた。
フリッジア:見事ですわ。さすが、弓矢の天才と呼ばれたマトリエル・ハーガストさん♪
やはり体は覚えているものですわね。
マトリエル:あ、ありがとうございます…
フリッジア:うふふ♪その調子でこれからもがんばっていただこうかしら。
期待してますわ。
マトリエル:は、はい!!
そういうと、フリッジア様は弓道場をあとにした。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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紗雪(プロフ) - 騎士さん» 騎士さんの小説書いてるんですね!!見にいきます^^ (2012年8月7日 1時) (レス) id: c216edb9d1 (このIDを非表示/違反報告)
騎士(プロフ) - 紗雪さん» はい!宜しくです!私の書いている小説も宜しくね♪ (2012年8月6日 13時) (レス) id: cb129c37f3 (このIDを非表示/違反報告)
紗雪(プロフ) - 騎士さん» もちろん!!私でよければよろしくお願いします(`・ω・´) (2012年8月6日 5時) (携帯から) (レス) id: 6b436b2e25 (このIDを非表示/違反報告)
騎士(プロフ) - 紗雪さん» いえいえ、貴方の作品は凄いですよ!あ、よかったら私と友達…になりませんか? (2012年8月5日 22時) (レス) id: cb129c37f3 (このIDを非表示/違反報告)
紗雪(プロフ) - 騎士さん» ありがとうございます^^更新頑張りますね(´∀`)駄作しか書けませんが((殴 (2012年8月5日 21時) (携帯から) (レス) id: 6b436b2e25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紗雪 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/aoi_sayuki823/
作成日時:2011年7月1日 0時