【ヘタリア】ヘタニア国物語

剣士の正体　†Red† ページ30

〜ベルフィスside〜

気が付いた時、僕らはバイオレント様の部屋へ戻っていた。

ベルフィス：あ〜あ…もう終わりぃ？面白いところだったのによぉ…

ｷﾞﾙﾍﾞﾙﾄ：…

ﾊﾞｲｵﾚﾝﾄ：まぁ、そう言うな。おまえの力を確かめるためにはあれで十分だ。
それに………あのまま戦い続けたらギルを殺しかねないだろう？《ﾆｯ》

ベルフィス：《ｸｽｯ》さぁて、どうでしょうねぇ？

バイオレント様の言葉に思わず笑みをこぼす。

そう、あのまま戦っていたらきっと殺していたかもしれない。

別にギルベルトには何の恨みもない…いや、むしろ僕を救ってくれたことに感謝しているくらいだ。

しかし、さっきはそんなこと関係なかった。

僕の中には戦いが楽しすぎてたまらないという感情しかなかったからだ。

だって、あの怯えきった顔、面白すぎない？(←ドSｗｗ)

ﾊﾞｲｵﾚﾝﾄ：ははは！とても愉快だ！やはりお前は面白い！
わたしの目に狂いはなかったな…。そういう者が欲しかったのだ！
…これからよろしく頼むぞ？ベルフィス

ベルフィス：こちらこそ♪楽しませてもらいますよｗｗ

ﾊﾞｲｵﾚﾝﾄ：ああ！…今日は疲れたであろう？もう休むといい。
ギル。ベルフィスを部屋まで連れて行ってやれ。

ｷﾞﾙﾍﾞﾙﾄ：…。ああ…。

険しい顔をしたままギルベルトは返事をするが、僕を連れて行こうと動く気配がしない。

…怒っているのか？

ベルフィス：ギルb…

ﾊﾞｲｵﾚﾝﾄ：ベルフィス。

僕がギルベルトに言葉をかけようとした時、バイオレント様が僕の言葉を遮った。

ベルフィス：はい？

ﾊﾞｲｵﾚﾝﾄ：先に行って扉の所で待っていてくれないか？
少しギルと話すことがあるのでな。

ベルフィス：…。分かりました。

疑問を抱き来ながらも、僕は部屋を後にした。


〜ギルベルトside〜

ﾊﾞｲｵﾚﾝﾄ：…わたしに聞きたいことがあるんだろう？

さすが、魔女というところか？

俺様の心を普通に読んでやがる。

俺様が聞きたいことも絶対分かっているはずだが、直接聞きたいのだろう。

ｷﾞﾙﾍﾞﾙﾄ：…ベルフィス・バルバトス。あいつは何もんだ？

ﾊﾞｲｵﾚﾝﾄ：…才ある人間…ではいけないのであろう？

俺様は黙ったまま目で答えを返す。

するとバイオレント様はクスリと笑い、口を開く。

ﾊﾞｲｵﾚﾝﾄ：ベルフィス・バルバトス。悪魔とつながりがあった騎士族の剣士。
そして…悪魔の生まれ変わりだ。

訓練１　†Green†→←＊紗雪's room＊オリキャラについて

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