【学ヘタトリップ】め、目の前に嫁が…!!

プロローグ(？) ページ2

私、小鳥遊Aは今すごく困ってます。うん。


「Aならできるよ！ほら、早くしないとさらに怒られるよ！」


そう言ったのは昔からの友達。
いや、無理……絶対無理。


『私に2m近くある門を飛び越えろって何!?いじめだよ!?』

「あんたが運動音痴なのはもちろん知ってるけどね？もう8時30分なの！遅刻なの！だから飛び越えて！」

『登校時間過ぎたらすぐ門閉める方が悪い！だから私は悪くない！』

「寝坊したAが悪いでしょうが。さっさと飛べ！」


2mの門……運動ができる人は飛び越えられる高さかもしれないけれど、高跳びの限界が50cmな私にとっては地獄の門。

既に門を飛び越えた友達が、急かすように言った。


「5秒以内に飛ばないと先に行くよー。5ー4ー……」

『うわぁぁそれだけは勘弁して！！あぁもういいや！飛ぶ！飛びます！』


すると友達はカウントをやめ、満足げにうなずいた。
もう一か八か飛ぶしかないよね！



『………えいっ！！』






・





・






次の瞬間、意識が遠のくのを感じた。

最後にわかったのは、頭に何か固いものがあたったということ。

最後に見えたのは、私の名前を叫ぶ友達。


……あれ？私、まさか死んでないよね？

ｱﾚｰ？ｺｺﾄﾞｺｰ＼(^o^)／ﾜﾀｼﾏｲｺﾞﾆﾅｯﾁｬｯﾀｵｰ＼(^o^)／→←設定

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