記録4 ページ4
伊「だめ!!!!!!!
あっ、わっ、ヴェッ」
体を前に出しすぎて、机から床に転がり落ちちゃった。
洪「大丈夫?」
伊「あっ、大丈夫大丈夫〜えへへ……」
南伊「何やってんだよチクショーが」
ちょっと注目されて恥ずかしい。
引き金を引くのをやめて、Aちゃんは俺を見る。綺麗な顔をしてるのに、真っ直ぐな目は、俺を貫いてるみたいでちょっと怖い。
女の子は笑ったほうが可愛いよ。そんな顔、しないで。
『何がだめなの。証拠が必要なんだ』
伊「でもっ、だからってこんなことしなくていいはずだよ!それに女の子がそんなことしちゃだめだようっ折角の綺麗な顔なのに」
『でも、私を信用できないんだろ』
伊「それは…そうだけどさ………でも他に方法が絶対あるって!」
『無い。これ以外に私は証拠を出せない』
伊「他にもっとあるよ!ええとほら、何世紀か前の話するとかさ、未来の俺たちと何か関わったりしたでしょ?そうだよ、未来の俺たちのこと教えてよ!俺たちは何をしてたの?」
『よく覚えてない』
米「なんでだい?君は未来から来たんだろう?何か知ってることがあるんじゃないか?」
独「その戦争や環境破壊は自分の目で見たことではないのか?誰かから聞いたことなのか?大体いくら1000年先から来たとしても、俺達のことを誰も知らないのはおかしいだろう」
あ、そうかも。ドイツの言う通りだ。俺たちのことなんで知ってないんだろう。未来に俺はいないの?ここにいる俺たちはみんないないの?
1000年後………俺、消えるのは嫌だなあ。ドイツも日本も兄ちゃん達も、誰にもいなくなってほしくないな………
『いくら未来で、いくら1000年先の技術だとしても、時間の流れに逆らうことがどれだけ難しいか。お前達にはまだ分からなくても仕方ない。
時空を超えるには代償が必要だ。私の身体に異常はない。
持ってた紙をみんなに見せびらかす。文字がズラっと書いてあって、えっと…………読めないや。
『私から失くなったのは記憶。ここにそう書いてある。言語と文字柄から私が書いたことは間違いないはずなんだ。
自分のことも誰のことも覚えてないし、未来で見たことなんてどれだけ記憶を探っても思い出せない。でもここには確かに、未来の悲劇が記されているんだ』
わあ……なんか難しい。また眠くなっちゃいそう……
だめだめ!今は絶対寝ちゃだめだ!
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夏(プロフ) - しのんさん» えっ、えっ、いやいや!?そんな嬉しすぎる言葉を掛けてくださりこちらのほうが感謝しまくりです(号泣)コメントくださりありがとうございます😭評価も何よりですが言葉で言ってもらえるのが一番嬉しいのでめちゃくちゃ自信に繋がります!! (1月7日 21時) (レス) id: ebedb84d25 (このIDを非表示/違反報告)
しのん(プロフ) - 夏様このような素敵な作品をお作り頂きありがとうございますぅ〜😭😭😭 (1月7日 19時) (レス) id: 451f35b4c0 (このIDを非表示/違反報告)
夏(プロフ) - futuunohitoさん» 嬉しすぎますありがとうございます!!!!🥹😭😭 (10月15日 23時) (レス) id: ebedb84d25 (このIDを非表示/違反報告)
futuunohito - 好きです頑張ってください!! (10月15日 23時) (レス) @page4 id: d47a7a5aa6 (このIDを非表示/違反報告)
夏(プロフ) - ぽてちさん» ぽ、ぽてちさん……!ああ本当にありがとうございますッッ!!!!こいつどんだけ掛け持ちしてんだよって感じですよね……わざわざ見てくださって嬉しいです、ありがとうございます😭😭😭いつも嬉しい言葉を貰ってばかりです…………更新頑張りますね! (10月15日 12時) (レス) @page2 id: ebedb84d25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏 | 作成日時:2023年10月14日 23時