記録3 ページ3
1000年。確かに彼女はそう言った。
全く理解できない。未来から来た?どういうことでしょうか……
『未来の技術では過去の世界に行くことが可能なんだ。
ここにわざわざ来たのはお前達に頼みがあるからだ。
世界規模の憲法を作ってほしい』
米「なんだいそれ?どういう意味だい?」
『私が発言している時は質問するな。発言し終わってから聞け』
アメリカさんに銃を向けた。
米「またそれかい。俺はヒーローだからそんなものに屈しないぞ」
『お前がヒーロー?なら空気読んで話を聞け。撃たれるのはお前だけじゃないんだ』
米「……………………」
アメリカさん……!ここは我慢してください……!
不貞腐れたような顔をして、アメリカさんは席に座った。ああよかった…………
世界規模の憲法…………なんでしょうかそれは。この方は何を望んでいるんでしょう…………
『お前達が生きる1000年後の未来は、絶望のどん底もいいところだ。
世界を自分のものにしようと馬鹿みたいな争いはするし、環境破壊も止めるどころか進んでいる、いや、進めている。貧富の差があり過ぎる。平和なんて文字は欠片もない。
いいか?今から1000年後にはほぼ地球の終わりも当然だ。この星は滅びる。崩壊する。私を含めたお前達全員の手で。
だから、私は過去に戻った。地球に滅んでほしくない。阻止しに来た。
世界の平和のための憲法を作ってほしい。違う、作れ。すぐに。直ちに』
発言が終わり、ドイツさんが質問をした。
独「その憲法は、具体的に何を定めればいいんだ?」
『平和になるならなんでもいい。平和で平等で壊れない世界であることができるなら何だっていい。できるならお前達に任せたい』
日「Aさんは一緒に作らないんですか?」
『よくわからないから何もできない。そんなに長く生きてないし、役に立つこともきっとできない』
米「それは一先ず置いといてさ、ところで君が未来から来たって証拠はどこにあるんだ?」
『証拠…………いるのか』
米「当然さ」
どうやら証拠となる物は持っていないようで、何も言わずに考え込む。
すると、あっ、と声を上げて、こう提案した。
『未来から来た証拠にはならないけど、国である証拠は出せる。私が国であるのなら、少なくとも
米「へえ。じゃあ見せてくれよ」
『わかった』
彼女は自分の頭のこめかみに銃を突きつける。
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夏(プロフ) - しのんさん» えっ、えっ、いやいや!?そんな嬉しすぎる言葉を掛けてくださりこちらのほうが感謝しまくりです(号泣)コメントくださりありがとうございます😭評価も何よりですが言葉で言ってもらえるのが一番嬉しいのでめちゃくちゃ自信に繋がります!! (1月7日 21時) (レス) id: ebedb84d25 (このIDを非表示/違反報告)
しのん(プロフ) - 夏様このような素敵な作品をお作り頂きありがとうございますぅ〜😭😭😭 (1月7日 19時) (レス) id: 451f35b4c0 (このIDを非表示/違反報告)
夏(プロフ) - futuunohitoさん» 嬉しすぎますありがとうございます!!!!🥹😭😭 (10月15日 23時) (レス) id: ebedb84d25 (このIDを非表示/違反報告)
futuunohito - 好きです頑張ってください!! (10月15日 23時) (レス) @page4 id: d47a7a5aa6 (このIDを非表示/違反報告)
夏(プロフ) - ぽてちさん» ぽ、ぽてちさん……!ああ本当にありがとうございますッッ!!!!こいつどんだけ掛け持ちしてんだよって感じですよね……わざわざ見てくださって嬉しいです、ありがとうございます😭😭😭いつも嬉しい言葉を貰ってばかりです…………更新頑張りますね! (10月15日 12時) (レス) @page2 id: ebedb84d25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏 | 作成日時:2023年10月14日 23時