落とし物 ページ11
水しぶきを起こしたのは自分から飛び込んだロマーノだった。
南伊「フェリシアーノ！ゴンドラを俺の近くまで寄せろ！Aはゲストの対応頼む！」
伊「う、うん！」
貴「わかりました！」
緊急時だからか、本名で呼ばれたのに少し驚いたが、すぐに私も何かしなくてはと思い直した。
男性「ごめんなさい！俺のせいで…」
貴「大丈夫ですよ！貴方は悪くないです。それにロマーノ、泳ぐの上手なので」
そうこうしている間にイタリアがゴンドラを動かしていたらしい。
するとロマーノが、ぷはっ、と水面から顔を出し、登ってきた。
南伊「ほら、お客さん。(ﾎﾞｿ 頑張れよ！」
男性「あ……ありがとうございます!!」
ロマーノは男性の掌に、小さな箱を握らせた。
私もバイオリンを首に挟み、さりげなく弾き始める。
男性は女性の方を向き直り、言った。
男性「俺と！…………結婚してくれ!!」
女性「こちらこそ！こんな私でよければ……！」
女性は男性の差し出した指輪を笑顔で受け取った。
伊「二人とも、おめでとう〜！」
南伊「末長くお幸せに、だな」
貴「お二人なら、きっといい家庭を築けますね！」
気がつくとゴンドラに乗っているみんなが、満面の笑みを浮かべていた。
バイオリンを置き、歌を歌った。
祝福と応援の気持ちを込めて________
女性「ｸﾞｽｯ……本当に、最高のプロポーズでした！ありがとうございます！」
男性「本当にありがとうございました！ｸﾞｽｯ」
貴「な、泣かないで下さい！」
伊「そうだよ！二人とも、おめでとう♪」
南伊「また来てくれよ！子供連れて」
カップル…いや、夫婦はそう言って行ってしまった。
そこで気づいた。そういえば…
貴「ロマーノ、大丈夫？」
伊「はい兄ちゃん、毛布〜」
ロマーノはぶっきらぼうに「ありがとう」と言い、イタリアから毛布を受け取った。
南伊「あ！ミラーノ！これ水の中に落としただろ。反射して光ってたぞ」
そう言ってロマーノが差し出したのは、鍵のモチーフのネックレス。
伊「ヴェ!？ ミラーノちゃん、それなんで落としちゃったの!？」
貴「……!!ありがとうロマーノ！なくなってしまって諦めてたんですけどね…」
このネックレスは、もうこの世にはいない、好きだった人からのプレゼントなのだ。
あの人がこの世から去ってから、私はもう恋はしないと決めた。
まぁこの話はまたいつかしよう。
私はネックレスを首にかけた。
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ジマー@冷戦組★ﾓｽｿﾁｺﾙｺﾙだし〜!!(プロフ) - おぉ！ポーランド//♪2は冷戦組がいいですねっ★ (2015年7月18日 21時) (
レス) id: 1fa485bad0 (このIDを非表示/違反報告)
熊葛 - ありがとうございます！全部まとめて了解です(*´∀`*)1:中国、2:トニーにさせていただきます。またよろしければアイデアいただけると嬉しいです！ (2015年7月18日 10時) (レス) id: 0800a3cf61 (このIDを非表示/違反報告)
さくら´¶`(プロフ) - 2で冷戦組+トニーがみたいです！！ (2015年7月15日 20時) (レス) id: d2a08a014e (このIDを非表示/違反報告)
牛 - 1*にーにorダン2*トニー((orリト とかどうでしょう？ (2015年7月15日 18時) (レス) id: 51327f58b3 (このIDを非表示/違反報告)
Japan(プロフ) - 初コメ失礼致します。祖国様との絡みを書いて頂きたいです。あと、北欧五人組を出せるようであれば出して頂きたいです。お願い致します！更新、頑張ってください。 (2015年7月15日 8時) (レス) id: 29cf7bbcb3 (このIDを非表示/違反報告)
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