私立ヘタリア学園〜イギリスとの恋物語〜part３

１３０話　百均にて ページ47

２学期始業式からはや３週間。９月の半ば･･･
文化祭の準備は至って順調！生徒会の劇も配役が決まって練習が始まってる。

クラスでの催し物も、日本が頑張っていて衣装作りはだいぶ進んでいるらしい。
コスプレ喫茶をやる。
日本「メイド喫茶じゃ物足りない！幅広くいきましょう！」
この一言で決定してしまった。楽しそうだから、いっか。

今日、私はイギリスと買い出しに来ている。
劇の小道具作りのためだとか、差し入れとか･･･

２人きりだからデートっぽくて嬉しい。

イギリス「百均行こうぜ」
A「賛成！いろいろあるもんね」

店員「いらっしゃいませー(ﾆｺ」

イギリス「んー あ。魔法のステッキ発見」
A「イタリア似合いそう！帽子もあるね」
イギリス「決定だな、他には･･･」

それから数分、私たちは必要なものを探して店内をまわった。

A「こんなもんかなー」
イギリス「なぁ、A」
A「ん？」

イギリスが笑って私に見せてきたもの、それは･･･

A「罰ゲームカード？」
イギリス「楽しそうじゃん？ちょっと遊んでこう」

お試し用、と封がきってあるものがあったので、それを使う。

イギリス「ジャンケンで負けたら一枚ひくってことで･･･最初はグー！」

ジャンケンポン、私の負け。

A「うわ」
イギリス「ほら」 イギリスがにやにやしながらカードの束を私に向ける。

えいっと引いた一枚に書かれていたことは･･･

A「･･･いまから５分間、語尾に『にゃん』をつけて喋る」
イギリス「ぶはっｗ」
A「笑わないで欲しいにゃん！」
イギリス「はは、でもやるんだな。偉い偉い」

くぅーっ･･･なんか悔しい！そして恥ずかしい！

A「次こそ私が勝つにゃん！」
イギリス「それはどうかな。ジャンケン･･」

ポン。

A「勝ったにゃんｗ」
イギリス「ちっ･･･」

さて、イギリスが引いたものは･･･

イギリス「････好きな人に、告白する･･･」
A「え」
イギリス「こうゆうのって罰ゲームでするもんじゃないと思う」
A「でも構わない！」

聞きたい。すると彼は、

「俺がAのこと好きだって、そんなことわかってるくせに。言わせんなばか」

と耳元で囁いてくれた。

A「ありがとね///」
イギリス「にゃん、は？」
A「あ。」

その日は一日中、耳が熱かった。

１３１話　「ちょっと待て、」→←＊作者より＊　〜謝罪と感謝と・・・・

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