私立ヘタリア学園〜イギリスとの恋物語〜part３

１１５話　ばーん ページ30

アメリカ「ヒャッホー！！！」

ばんばんばん！と、射的を連射させるアメリカ。

日本「暴走はしないでください！」
アメリカ「銃を持つと、どうしても西部時代を思い出して…･」

イタリア「俺もやるー」

ばぁんっ

ドイツ「暴発させるな！！」
イタリア「ヴェェ…･ごめんよぅ…･」
ドイツ「貸せ！こうやって持てば、暴発なんかしないから…･･」

日本「お父さん…･･！！！」

ドイツ「……･(複雑な気持ち」

イギリス「俺もやってみるかな」
A「…･･写メろう」
イギリス「……(まぁいいか)…･･･A、あのネックレスでいいか？」

A「わぁっ可愛い！！」
イギリス「よしっ……」

バンッ

店主「ははっまだまだ！そんなんじゃ落ちないぜ、兄ちゃんｗ」
イギリス「いや、これでいいんだ」

店主「え？」

イギリス「元海賊をなめるなよッ」

バンッ


……コト、ン。

店主「…えええぇ−！！」

イギリス「ぃよっしゃ！！」

店主「兄ちゃんすごいなぁ…･･これだけは絶対落とさせないつもりだったのに…･」

日本「海賊カッコイイ！！」
イタリア「そこ！？」
フランス「元、だぜ？元海賊の元ヤンだし」

イギリス「るっせー僻むなよ」
フランス「別に僻んでなんかないね！くそ！うらやましくなんかありまくるよ！」

日本「フランスさん！？」
イタリア「え？それってうらやましがってるってことだよね？」
ドイツ「たぶん自分でもなに言ってるのかわかってないぞ」

アメリカ「HAHAHA★ジェラシーはみっともないぞ★」

フランス「みんな嫌いだぁぁぁ」
店主「兄ちゃん、俺がなぐさめてやろうか？」
フランス「店主さん……」

イギリス「A、目、つむって」
A「…･うん」

……･。

イギリス「…･･いいよ」
A「…･わぁ…･･」

私の首元には、イギリスが落としてくれた小さなハート型のネックレスが輝いていた。

A「ありがと！」
イギリス「…あぁ。よく似合ってるぜ」

A(……わ。)

そう言ってニコッと笑ったあなたの笑顔に、

私は、射的の的みたく、心を射貫かれた気がした。

日本「あ、そろそろ花火が始まるみたいですね。ベストポジションさがしていざ出発！」

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