私立ヘタリア学園〜イギリスとの恋物語〜part３

９１話　入学式〜２年目〜 ページ3

フランス「次は生徒会長の話です」
A「行ってらっしゃい、イギリス＾＾」
イギリス「おう。行ってくる」

イギリスがステージの上に立つと、会場内がざわついた。
一年生の男子が隣に座っている子に話しかけるのが見えた。

一年男子Ａ「オイ、知ってるか？あの生徒会長、この学園で一番可愛い先輩と付き合ってるらしいぜ」
一年男子Ｂ「マジかよ！？あの眉毛が･･･？なぁ、その先輩って誰なんだ」
一年男子Ｃ「あっ俺知ってる！兄貴が同クラなんだ････あ、あそこだ！！A先輩」

A「え？」

一年男子全員(眩しすぎるだろッ････///////なにあれ女神！！？？？)

イギリス「･････オイ、一年男子」

一年男子「Σ(`・Д・´)ﾊｯ」

イギリス「聞こえてんだよバカっ！Aは俺の彼女だ！手ぇ出したら････殺す」

イタリア「ヴェェー･･･イギリス怖いよぉ････」
ドイツ「･････泣くな。確かに怖いが････」
日本「まぁ･････はじめに言っておかないと後で大変ですしね(黒笑」

イギリス「････コホン。あ〜･･･俺が生徒会長のイギｒ」
フランス「はい時間切れー。ドンマイ★」
イギリス「･･････」

無言のまま降壇するイギリス。後に残るは大きなざわめき。
その中で、一年生の一人がぽつりと呟いた。

「･････なにこの学園･････」

･･･デジャヴ。
わかる、わかるよその気持ち。
私も転入したてのころはよくそう思ってた。

先生はナルシストだし････
とある男子はパスタばっか食べてて、隣のムキムキに怒られてるし、
ヲタク文化について語り合う人たちやツンデレ会長、
太極拳の達人っぽい人、笑顔がやけに怖い人･･････など。

めちゃくちゃな学園で、毎日色んなところに連れて行かれて、

それがすっごく楽しくて。

普通なんかつまんないよ。
きっとあなたもそのうちわかるから。

『この学園に入学してよかった』って、思える日が必ず来るよ。

A「･････入学おめでとう」

イギリス「ん？なんか言ったか、A？」
A「ううん、なんでもないよ」


さぁ、最後の学園生活の始まりだ。

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