私立ヘタリア学園 〜イギリスとの恋物語〜

３０話　知りたくなかった ページ33

気がついたら部屋から出て、扉を閉めていた。

A「っ･･･よくつまづかなかったな･･･」

私はその場にズルズルと座りこんだ。

『あいつのことを･･･好きなだけだ』

イギリスの言葉が鮮明によみがえる。

涙があふれた。

私は、イギリスのことが好き。

きっと、これが恋だ。

一緒にいると、楽しくてうれしくて、心がきゅんきゅんドキドキする。

もっと一緒にいたい。

ずっとそばにいたい。

そう思える人がやっとわかったのに･･･

知らなきゃよかった。

実らない恋なんて。

叶わない恋なんて。

どんなに頑張っても、好きな人はこっちを向いてくれない･･･

それがわかってる恋なんて。

思えば、私はだいぶ前からイギリスに恋をしていたのかもしれない。

初めて会ったときの心臓の高鳴り。

あれがきっと、恋のはじまり。

･･････でも。

この恋は、忘れなくちゃいけない。


声を殺して泣いていると、ケータイに着信が入った。
アメリカからだ。

『昼食の時間だぞ☆リビングに集合！！』

私は目をこすった。

行かなくては。でも、どうやって行こう？

さっきの部屋はちょっと気まずい･･･

A「あ、そうだ････あの小さな扉！」

私は扉へ向かった。

３１話　つかの間の休憩(？)→←２９話　嫌だ、嫌だ、イヤだ！

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す