HETALIAFANTAGY *第一章 終りのハジマリ*

第三路 ページ6

？？？「…ふ…ふぁ〜！……うﾞぇ〜あれ、ここ何処だろ〜?」

のそのそと起き上がる男。

『ｺﾞｸﾝ))お､､おはようございます！目が覚めて良かったです｡
ちなみにここは私、Aの家です。…貴方の名前は？』

？？？「うっは！可愛い子だ〜！
俺の名前は、イタリア=ウﾞェネチアーノ！
パスタとピッツァが大好きなお茶目さんです！」

うわ〜自分でお茶目言ってる…
こういう人、始めて見た〜
…ってか"イタリア"って何処か聞いたことごある気がするけど、なんか変な名前だな…


『まぁでは、"イタリアさん"でよろしいんでしょうか?
単刀直入にききますが、貴方は一体何処から来たんですか?
あと、どうして私の家の前に倒れていたんですか？』

イタリア「えﾞ!?俺倒れてたの!?」

自分で気付いてなかったのか…

『はい。なので私の家に運び込みました』

イタリア「そっか〜だから今、Aちゃんの家にいるんだね〜
助けてくれてありがとうね!!」

『いえ、困った人を助けるのは当たり前の事ですから礼には及びません』

イタリア「え〜でも、命助けて貰ったんだし、これってやっぱなんかの運命じゃないかな〜?」

人の話を無視して、やたらと手を触ったり色目を使ってくるイタリア｡

なんだこの人……？
めっちゃテンポ崩れるし面倒くさ……

『ﾊｱ…たぶらかしは結構です。
そんなんですと朝食あげませんよ?』

さっと、パンをイタリアの目の前にチラつかせる


──その瞬間、イタリアの目が輝いた。

イタリア「フランスパンだ〜！俺すっごくお腹空いてたんだ〜！」

フランスパン?何じゃそりゃ？
多分このパンの事だとは思うけど…この人のいた所での言い方なのかな?


『コレ、欲しいですか?』

イタリア「うん!もちろん!!」

『では、早くさっきの質問に答えてください｡
答え終わったらあげますから』

イタリア「イエッサ!!」


―あれ?なんだか、結構簡単に釣れたな。

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