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さ「来てしまった…」

結局、Aが出勤することはなかった。

連絡とつかないし心配で

俺はAの家まで来た。

何度も、Aと歩いた道。

2人で笑いあって歩いた道。

嫌でも覚えたこの道。

俺はインターホンを押した。

ピーンポーン

1回

2回

3回

さ「でない…」

でも部屋のあかりはついている。

インターホンが壊れているのだろうか。

でも、いくら彼氏とはいえ

勝手に入るのもどうかと思い、

どうしようと悩んでいると。

「あれ?」

「どなた…?」

後ろから声が聞こえ振り向くと

綺麗な顔立ちの男が立っていた。

さ「あの、Aさんに用があって…」

さ「インターホン押したんですけど…」

「寝てるのかも、ちょっと見てきますね」

そう言って鍵を取り出し

家の中に入っていった。

さ「お兄さん…?」

「ははっ違います笑」

「俺、Aの幼馴染です。よろしく」

あぁ例の幼馴染。

男だったのか。

「おーい!Aー!!お客さんだぞ!!」



「ったく…」

「とりあえず上がってください」

ニコニコと笑って俺に上がるよういった。

さ「お邪魔します…」

Aの部屋まで俺たちに会話はなく、

あったのは、スリッパが床に擦れる音だけ。

「どうぞ、ここです」

茶色の扉にAと書いてある。

同じただの扉なのに、

資料室の扉より

何倍も

重く感じた。

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ネコ日和。 - おもしろかった…!!!!! (2022年8月20日 14時) (レス) id: 18b130b5d8 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - イチゴさん» ありがとうございます!ほかの作品の方も是非見てください! (2019年6月4日 15時) (レス) id: 2420525602 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ - 文章のかき方がタイプすぎました!面白かったです! (2019年6月4日 4時) (レス) id: 78d13a8595 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - みるはさん» 最後まで見てくださりありがとうございました! (2019年6月3日 17時) (レス) id: 2420525602 (このIDを非表示/違反報告)
みるは(プロフ) - いいお話でした!完結までお疲れ様でした!ほかの作品も頑張ってください! (2019年6月2日 23時) (レス) id: a6180f1bc4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はな | 作成日時:2019年5月19日 23時

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