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さ「うっ…」

酔った…めちゃめちゃ酔った…

『さとみさん大丈夫ですか???』

隣の酔いつぶれて寝ている課長を

挟んで道村さんが心配の声をかけてくれた。

さ「あーうんまぁ…」

さ「無理かも…」









「…みさん、さとみさん、起きてください」

瞼を開けると、

ぼやけた視界の中でも

車内ということが分かった。

隣を見ると、道村さんが心配そうに

こちらを見ている。

さ「あれ…道村さん…」

『さとみさん、とりあえず車降りましょう』

そう言って手際よく

俺を車から降ろす道村さん。

何が何だか分からず

させるままになっている俺。

『さとみさんお部屋、何番ですか?』

さ「ん…305…」

『305ですね分かりました』

道村さんの肩につかまりながら

フラフラの足をどうにか動かす。

『鍵お持ちですか?』

さ「ポストの中…」

何だかたくさん個人情報を

漏らしている気がする。

俺ってこんなに不用心な性格だったか?

酒のせいだろうきっと。

『つきましたよ…さとみさん』

わざわざベッドまで運んでくれた道村さん。

さ「ごめんねわざわざ…」

『いえいえ…それでは私はこれで』

えっ帰っちゃうの…?家まで来て?

今日の俺は貞操観念が緩みきってるな。

いや、でも男としたら普通では?

歳の近い女の子が家に居て

何も無く帰るのは普通なのか?

不純すぎる、不純すぎるぞ俺。

とりあえず呼び止めよう…それからだ。

さ「せっかくだし休んでいきなよ」

さ「お茶出すよ」

そうそうお茶出すだけだから。

不純じゃないぞ俺は。

『いえ、申し訳ないですし』

さ「いやいやその好意は受け取ろう?」

半ば強制的に道村さんを椅子に座らせる。

『えっあっじゃあ頂きます…』

道村さんも納得してくれたようで、

俺はフラフラとした足取りで

キッチンへ向かった。

なんの変哲もない、シンク。

に1つ小瓶が置いてあった。

さ「なんだこの小瓶…?」

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ネコ日和。 - おもしろかった…!!!!! (2022年8月20日 14時) (レス) id: 18b130b5d8 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - イチゴさん» ありがとうございます!ほかの作品の方も是非見てください! (2019年6月4日 15時) (レス) id: 2420525602 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ - 文章のかき方がタイプすぎました!面白かったです! (2019年6月4日 4時) (レス) id: 78d13a8595 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - みるはさん» 最後まで見てくださりありがとうございました! (2019年6月3日 17時) (レス) id: 2420525602 (このIDを非表示/違反報告)
みるは(プロフ) - いいお話でした!完結までお疲れ様でした!ほかの作品も頑張ってください! (2019年6月2日 23時) (レス) id: a6180f1bc4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はな | 作成日時:2019年5月19日 23時

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