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中「そういえば、道村さんさ」

さ「ん?」

中「今日めっちゃお前のこと見てたよな」

さ「ゴホッゴホ」

むせた…

さ「なんだって?」

中「だからお前のことずっと見てたって」

中「だから昨日なんか進展あったのかなーと」

さ「まじ?」

中「まじ」

まじか、全然気が付かなかった。

中「ほら、今も」

中田に言われて食堂を見渡すと、

斜め後ろの席に道村さんが座っていて、

勢いよく顔を逸らされた…

なんか避けられてる気もするんだが…

俺たちが昼ご飯を食べ終わる頃には

もう道村さんはいなくなっていた。

結局、それからの仕事も

何だかモヤモヤして

全く手につかなかった。

さ「今日は大人しく家に帰るか」

上着を手に取り、退勤カードを切る。

いつもの帰り道を歩く。

どこからか猫の鳴き声が聞こえてくる。

「ニャァ」

目の前の猫は公園に入っていく。

フラフラと誘われるように

俺も公園に足を踏み入れた。

そこには、たくさんの猫と道村さん。

さ「道村さん…?」

『えっ!?』

『さとみさん!?』

さ「どうしてここに…?」

『散歩してたら…その迷っちゃって…』

ドジなのかな?天然なのかな?

さ「大丈夫?送ろうか?」

『いえ!大丈夫ですから!』

いや、大丈夫じゃないでしょ…

さ「なんで俺の事避けてるの?」

『えっ!?いや避けているわけでは…』

さ「避けてるよ」

さ「目も合わせてくれないし」

『…』

さ「俺、なんかしちゃったかな…?」

『なっなにもしてないです!!!!』

今まで俯いていた顔をいきなり上げた。

さ「顔真っ赤だね…笑」

『〜〜っ!』

『あのっ…私、おかしくて…』

急に泣き出す道村さん。

落ち着かせるように目線を合わせる。

『さとみさん見てるとドキドキして…』

へぇ…?

聞いてんじゃん薬。

さ「ねぇそれって俺の事好きってこと…?」

『へ…?』

なんだか意地悪したくなった

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ネコ日和。 - おもしろかった…!!!!! (2022年8月20日 14時) (レス) id: 18b130b5d8 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - イチゴさん» ありがとうございます!ほかの作品の方も是非見てください! (2019年6月4日 15時) (レス) id: 2420525602 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ - 文章のかき方がタイプすぎました!面白かったです! (2019年6月4日 4時) (レス) id: 78d13a8595 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - みるはさん» 最後まで見てくださりありがとうございました! (2019年6月3日 17時) (レス) id: 2420525602 (このIDを非表示/違反報告)
みるは(プロフ) - いいお話でした!完結までお疲れ様でした!ほかの作品も頑張ってください! (2019年6月2日 23時) (レス) id: a6180f1bc4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はな | 作成日時:2019年5月19日 23時

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