私はさとみくんの 2 【さとみ】

ころんくん3 ページ30

｢ねぇねぇお姉ちゃんころんと結婚するの？｣

『ゴホゴホ！！』

『まだ結婚には早いわ！なんでよ！？』

｢えー？だってころんがさっき遊んでる時〜｣

｢お姉ちゃんは僕のお嫁さんだよって｣

｢100回くらい聞いた！！！｣

こ｢おい！お前らそれ言うなよ！！！｣

ころんくんが顔を真っ赤にして

子どもたちを追いかけ回している。

母｢こらー！座って食べなさい！｣

ころんくんも一緒になって怒られている。

しゅんとした顔でこちらへ帰ってくる。

こ｢なんでAまで顔赤いのさ！｣

『いや！？そりゃ赤くなるでしょ！？』

こ｢まっまぁ、このとおり、｣

こ｢結婚する気しかないからね｣

うわぁ〜〜〜〜

こ｢ちょっと顔覆わないで｣

『無理はずかしい見せれない』

こ｢ふーんじゃあいいよあっちいくから｣

『えっちょっとまって！！』

ころんくんが拗ねると思わなくて、

咄嗟に顔を上げると

｢ﾁｭｯ｣

キスされた。

こ｢隙あり｣

そう言って余裕な顔して笑うころんくん。

｢あーころんキスしたーー！！｣

｢キスだー！キス！｣

｢ころん！！やるな〜！！｣

子ども達は大騒ぎ。

こ｢うるせーよ！笑｣

きゃあきゃあと騒ぐ子どもたちに

お母さんのゲンコツが落ちた。

私はといえば、

お母さんの怒る声も耳に入らないくらい。

真っ赤な顔でショートしていた。

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