132 ページ32
〜SG〜
窓ガラスから部屋の中を覗く。
ガラスに耳をあてて澄ませば一定の呼吸音が聞こえてくる。
SG「…A」
部屋の中には誰も入れない。
SG「…どこまで…頑張るんだよ……」
無理するなって言っただろ。
こんなにも大切なのに。
愛してる。
同じ気持ちなら俺のために無理するなよ。
JK「…ユンギヒョン」
SG「ジョングガ…」
俺の隣に立ってAを見るジョングク。
SG「さっきはごめんな」
JK「いや…俺も悪かったです」
目線をそらさないまま話す。
SG「…他の奴らは？」
JK「みんな…バラバラに何処かに…」
SG「…そうか」
全員がAを大切に思う気持ち
分かってる。
ジョングガが信じたくなくて大丈夫だと言い聞かせる気持ちわかる。
わかってるけど
俺は現実から目をそらしたくない。
そらしたって結局は意味ないこと分かってるから。
A。
死ぬなよ。
お前を待ってる。
ずっといつまでも
また目を開けてくれ。
もう一度だけでいいから話したいんだ。
また"愛してる"を伝えてねえよ。
SG「…A…」
目を開けないAから目をそらす。
涙を見せないために。
JK「……A……？
ユンギ…ヒョン…!!」
ジョングガの声が聞こえてゆっくり顔をあげる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 93人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
enen♪(プロフ) - h.m 125511さん» ありがとうございます!!ぜひ最後まで見守ってください！(^^) (2017年8月12日 18時) (
レス) id: 53350f6bff (このIDを非表示/違反報告)
h.m 125511 - もう号泣です泣すごく面白いです！ (2017年8月12日 10時) (レス) id: e0d5839331 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：enen♪ x他2人 | 作成日時：2017年7月28日 10時
