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〜you〜
「はぁっはぁっはぁっ」
朝から急いで動物病院に走る。
「う…っ」
私はまだ体調が整っていない。
本当なら点滴をつけてる。
外を走るのはもちろん歩くのだって禁止だった。
だから病院をでるとき先生にはすごく反対された。
体調を崩して早く死んでしまうかもしれないと言われた。
「はぁっ…」
それでもいい。
私は反対を押し切って病院をでた。
「はぁっはぁっはあっ」
だけど気持ちだけじゃ体は治らない。
どんどん苦しく辛くなっていって
立つのも辛い。
でも私は今はまだ動く体を休ませるわけにはいかない。
今日１日だけでいい。
今日１日だけ生きられるなら
それでいいんだ。
明日、私の命が終わっても
明日、この世に私がいなくても
今日１日だけみんなのために命を使えるなら
それで私は満足だから。
「はぁっ…かーる…っ」
先生「あ、カール君の！」
「朝早くから…すみません…っ
少しだけ…カールに会わせてください…っ」
先生は頷いて私を案内してくれた。
私はたくさんの動物たちが入院している部屋の前の椅子に座って待った。
先生がカールを連れてくる。
ｶｰﾙ『わん』
カールは後ろの右足を骨折
左足を切断した。
歩けないカールは荷車のようなものに乗せられてはきた。
「カール…」
先生「カール君はすごいですよ
手術の前も後もすごく大人しくいい子にしてたんですよ」
先生は戻ってるので帰るときには言ってくださいと言って戻った。
ｶｰﾙ『わんっ』
尻尾を千切れそうなくらい振るカール。
私は側によって抱き締める。
「カール…ごめんね…っ
私がっあの時、一緒にいればっ
出て行かさなければっ
本当にっごめんね…っ」
ｶｰﾙ『くぅん』
カールから少し離れて顔をみる。
カールは小さく鳴きながら私の涙を一生懸命なめた。
「…カール…」
これで最後かもしれない。
もう二度と会えないのかもしれない。
カールとラニの世話はボラに頼んだ。
ボラなら安心できる。
でも私は
「もっと一緒にいたかった…っ
ごめんね…っ
もう私は会えないかもしれない…!!
ごめんね…っ
カール…愛してるよ…っ」
私は最後にぎゅっとカールを抱き締めて病院を出た。
ごめんねカール。
ずっと愛してるよ。
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enen♪(プロフ) - h.m 125511さん» ありがとうございます!!ぜひ最後まで見守ってください！(^^) (2017年8月12日 18時) (
レス) id: 53350f6bff (このIDを非表示/違反報告)
h.m 125511 - もう号泣です泣すごく面白いです！ (2017年8月12日 10時) (レス) id: e0d5839331 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：enen♪ x他2人 | 作成日時：2017年7月28日 10時
