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〜SD〜
知ってた。
Aがユンギっていう男に恋してるのも
Aがあの人たちを誰よりも大切に想ってるのも
Aの好きな人は永遠に俺になることはないってことも。
警察「面会希望者がいる」
ここは牢屋みたいなものだ。
警官に見張られてる。
面会って誰だ。
外に出てゆっくりと歩いていく。
(ガチャ
ある部屋に入らされて椅子に座る。
そしてガラス越しに見える人
SD「ボラ…」
親友のボラだ。
BR「…初めてだよ
こんなとこで人と話すの…
ドラマでしか見たことないよねぇ…」
顔は笑ってるけど
心からの笑顔じゃない。
あたりまえだ。
全部俺のせいだ。
SD「…ボラ…ごめんな」
BR「なに言ってるの
謝らないで
私は平気だから」
SD「俺、馬鹿だよなぁ
なんであんなことしたんだろうなぁ
お前やAを傷つけるってわかってたはずなのに…ｯ」
BR「もう過ぎたことだし
後悔しても戻らないんだからさ…
前向いてよ」
SD「ああ…ごめんな…」
BR「そう言えばね
Aさ、今はまだ目開けないんだけどね、
順調に回復してるって先生が言ってたよ
また目覚ましたら連れてくるね」
そう言って微笑んだ。
SD「ボラ
俺はもう二度とAと会えない
会わないんだ」
BR「え…どうして…」
びっくりしたように俺をみる。
SD「Aに会うのは辛いんだ
あいつは俺を笑って許すだろうけど
俺はそれが怖い。
一度、傷つけてしまったらもう
俺は駄目なんだ」
俺は笑った。
無理してるのを悟られないように。
BR「…ざけ…いで」
SD「え？」
俯いたボラは泣いていた。
ボロボロと涙を流して。
BR「ふざけないでよっ!!
私がどれだけ…っがんばってると思ってるの!?
Aだってそうよ!!
苦しいのに頑張ってる!!
辛いのに生きようと頑張ってる!!
私はっ
ひとりであんたがいないからひとりでっ
何のためだと思う？
ｯまた３人で…過ごしたいから…なんだよ…っ」
最後の言葉は聞こえるか聞こえないくらいの
弱々しい声だった。
俺だって…
そう言いたかった
けど俺にはそんな資格ないから。
SD「ごめん」
そう言って部屋を出た。
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enen♪(プロフ) - チムチムらぶさん» ありがとうございます!!そう言っていただけると本当に嬉しいです！更新がんばります!! (2017年7月28日 20時) (
レス) id: 53350f6bff (このIDを非表示/違反報告)
チムチムらぶ - うわーん！(泣)めっちゃ泣ける…更新楽しみにしてます！ (2017年7月21日 19時) (レス) id: eaf83e2477 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：enen♪ x他2人 | 作成日時：2017年4月26日 10時
