98 ページ48
〜JN〜
しーんっと静まり返った家で
料理をする音だけがする。
リビングにいるのは
ジミニだけだ。
ソファに寝転んでスマホを触っている。
何か調べてるのかな。
必死に画面を見てる。
JN「ジミナ」
声をかけるとしばらく間が空いてから返事が返ってきた。
JM「なに？ヒョン」
JN「…なんでもない」
何してるの？
そう聞こうとしたけど
ジミナの顔をみると聞いちゃいけない気がした。
疲れきったような顔で
無理に笑おうとする弟。
JN「…」
もうどうしたらいいんだろう。
これからどうなるんだろう。
もう一度ステージに立てるのかな。
またあの時のように
Aちゃんと過ごしたときのように
弟たちは笑ってくれるのかな。
JN「…ジミナみんなを呼んできて
ご飯できたよ」
そう言うとジミナはスマホの電源を切って
無理した笑顔で
JM「うん」
と言ってリビングを出た。
僕じゃ弟たちを心から笑わせることも
傷を癒やすことも
安心させることも
元気にすることも
何もできない。
Aちゃん。
君だけなんだよ。
僕の大切な弟たちを幸せにできるのは。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 110人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
enen♪(プロフ) - チムチムらぶさん» ありがとうございます!!そう言っていただけると本当に嬉しいです！更新がんばります!! (2017年7月28日 20時) (
レス) id: 53350f6bff (このIDを非表示/違反報告)
チムチムらぶ - うわーん！(泣)めっちゃ泣ける…更新楽しみにしてます！ (2017年7月21日 19時) (レス) id: eaf83e2477 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：enen♪ x他2人 | 作成日時：2017年4月26日 10時
