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上層部や御三家内も、荒れに荒れて騒然とさせた出来事は私たち使用人の間でも
私が知った時にはもう、事が全て終わっている状態だったけれど。
しかし使用人という分際で彼に力添えなど出来るわけないが、悟様の何かしらの支えにはなりたかった。
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その願いは思いもよらない形で叶うこととなる。
事の発端は、お使いを頼まれて女中仲間数人で外へ出ていた時、帰り際の路地にて1人が1匹の呪霊の存在に気がついた。
使用人達は、みんながみんな呪霊を認識できる訳でもない。この時は運悪く、4人中2人が呪霊の存在すら認識出来なかった。
呪霊の階級は3級程度。視えても術式をもっていない私は、2人を連れて逃げろと、この中で私以外にもう1人、呪霊が見え、そして唯一呪術家系出身の術式をもつ彼女がそう叫んだ。
「大丈夫、すぐ祓ってあと追いかけるから。2人を頼んだ。」
その言葉と同時に、私は2人の腕を掴み走り出し、彼女は呪霊に一直線で向かっていった。
(ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさい
私に術式があれば、私に術式があれば私に術式があれば！)
無力な自分を悔やみ、学生時代の苦しい思いが浮き上がった。それでも無我夢中で非術師の彼女たちを安全な場所まで走り続けた。
路地からけっこうな距離を離れ、橋の下で彼女を待つ間、恐怖体験をして未だ震える2人を落ち着かせるように身を寄せ合った。
しかし、すでにあの場から逃げて15分が経とうとしており、来た道を一向に見つめても彼女の姿はどこにもなかった。
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タバスコ子(プロフ) - ホノハさん» 返信が遅くなって申し訳ありません。コメントありがとうございます( ᵒ̴̶̷̤-ᵒ̴̶̷̤ )更新遅めですが待っていてくださると嬉しいです( ･ ･̥ ) (7月9日 12時) (
レス) id: 0cdd62a25e (このIDを非表示/違反報告)
ホノハ - 続き楽しみです(๑•̀ㅂ•́)و✧ (2023年5月3日 15時) (レス) @page29 id: 87f020705d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タバスコ子 | 作成日時：2022年10月31日 5時
