緑のもじゃもじゃ少年 2 ページ8
｢…………誰？｣
私の問いかけに、ハッとしたように少年は話し出す
｢あ、ああああ、えっと！ぼ、僕は、緑谷出久ですっ……(勢いとはいえ女の子にはなしかけちゃった！！どうしよう！！！)｣
…初対面でいきなりフルネーム名乗るかね？
パニックになってるし、この人大丈夫かな
｢…私はA。えっと……緑谷くん？せっかく助けてくれたところ悪いんだけど、私マンホールに落ちなきゃいけないんだよね、それじゃ｣
一刻も早く元の世界に戻りたいので、Aはまたマンホールへと足をかけた
｢ええ？！ちょっと待って！なんで？！｣
｢え？なんでって元の世界に………いや何でもない｣
話したところで、とても信じてもらえるような内容ではないし、きっとこの人も母たちのように、信じてはもらえないだろう
｢？元の世界？……ねぇ、もし僕でよかったら相談に乗るよ……！いや、話すだけでもっ！｣
｢…え？｣
｢あっ！ご、ごめん…！初対面の僕なんかに話たくないよね！！！！｣
相談……か
ずっとひとりで考えていたから、誰かに相談してみるのもいいかもしれない
｢あの、初対面なのに失礼かもしれないけど、お言葉に甘えて相談っていうか、話を聞いてもらってもいいかな？｣
｢やっぱりしないよね！！！！って、え？う、うん！もちろん！！｣
…頼りなさそうだけど、知らない人なのに、マンホールに落ちようとしてるところを助けるくらいだし、大丈夫だろう
｢実はね＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿｣
そうして私は、今まで自分の身に起こったことを、目の前の見ず知らずの緑谷くんに話したのだった
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オムライスみー。(プロフ) - え？終わっちゃうんですか？面白いです！むちゃくちゃ言うけど続き書いて欲しいです･･･ (2018年10月31日 19時) (
レス) id: 0c5aa7b868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麻白 | 作成日時：2017年7月2日 19時
