【ヒロアカ】異世界であなたのヒーロー始めました【オールマイト】 (ページ5)

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マンホールから異世界へ 1 ページ5

『…………を、宜しくね』

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｢待って！！！！！！｣

そう私が叫ぶと同時に、目の前が急に明るくなった

ハッとすると、そこは私の部屋だった

ふと目に入った時計をみると、短針は7、長針が8を指していた

部屋は、カーテンの隙間から朝日が差し込み、きらきらと照らされていた

そんな、なんの変哲もない朝の風景に、私は訳が分からずただ呆然とするしかない

｢え？何今の？？｣

私は確かに覚えていた、学校の帰り、スーパーに行こうとしていたらマンホールに落ちたこと、そして気を失い、暗闇の中で声が聞こえたこと

これらはすべて、実際に体験した非日常の出来事だったはずだ
今も尚、肌に感じていた風圧を覚えているというのに

｢どういうことーーーーー？！！｣

｢こらA！！いつまで寝てるの！！！｣

｢うわぁ！！！！！｣

｢朝から叫んでないで、さっさと準備して！もう学校行く時間でしょ！！｣

｢え？お、お母さん？｣

毎朝、寝起きの悪い私を起こしてくれる母だ
でも今日はどこか、違和感を覚えてならない

…あれ、私のお母さんってボブヘアーだったっけ？ロングヘアーでいつもお団子にしてなかった？

｢髪切ったの？｣

｢なに寝ぼけてるの、もう中学校もあと少しだからって、気抜いてると受験失敗するわよ！｣

｢中学校…受験？え、わたしもう高校生になったよ？｣

というか、高校に入ってから1年と半年は経っていたはずだけど
もしかしたら母も、寝ぼけているのだろうか

｢夢でも見てたんでしょ、ほら！早く着替えてご飯食べて！」

それだけ言うと、母は踵を返して私の部屋から出ていった

｢…夢、だったの？｣

腑に落ちない私だったが、現実的に有り得ないだろうと無理矢理飲み込むことにした

そして母にまた怒鳴られることのないように、私は"中学校"の制服を手にかけた

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着替えを済ませ、暖かい朝ごはんが用意してあるだろうリビングに向かうと、母がキッチンで洗い物をしており、父は椅子に腰掛け、朝食後の珈琲を飲みながらテレビを見ていた

いつも通りの朝だった

そう、私がニュースを見るまでは

《本日午前7時頃、中央駅前にて敵"ヴィラン"が現れました。ですが、その後さっそうと現れたオールマイト"平和の象徴"が敵を捕獲しました。現在敵は、警察の監視の元、事情聴取を受けているそうです。》

｢は？｣