【ヒロアカ】異世界であなたのヒーロー始めました【オールマイト】 (ページ4)

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マンホールから始まったページ4

やぁ！みんな！こんにちは！

私はA！ごく普通で平凡のノーマル女子高生だ！
開始そうそう、何でこんなにハイテンションなのかと言うとね！聞いて驚き！学校が終わって、母からのおつかいでスーパーに向かってたら、たまたま開いてたマンホールに落ちたんだ！はっはっはっ！
スマホでゲームしてたからかな！！
馬鹿だなー！私！！！！
しかも何故か底が無くて永遠と落ちてる状況なんだ！こんなにマンホールって深かったっけ！！はっはっはっはっ！！

いや、笑い事ではないんだけどね！！

｢もう待ってよーーーー！！！！歩きスマホか？歩きスマホなのか？！！歩きスマホしてごめんなさーい！！！！！！！だからもう勘弁してくれーーーーーーーーー！！！｣

肌で感じる風圧からして落下速度はおよそ80km

今も尚速度が上がっていくのを感じる

落ちているという浮遊感と、死への恐怖、それに対する防衛本能なのか、徐々に思考が鈍っていき、意識が遠のいていった

｢あっ、もう無理｣

そうして私は、なす術も無く意識を失ったのだった

－－－－－－－－－暗転－－－－－－－－－－

声が聞こえる

『おきて』

暗闇の中、何処からか響いてくる

『お願い、あいつを助けてやって』

優しく、それでいて悲しげな声だ

(…誰？)

『あいつには、あなたの力が必要なの』

(力？助ける？何を言ってるの)

『このままだとあいつは孤独なままになってしまう』

(ねぇ、あいつって誰のこと？)

『周りに人はたくさんいるけど、あいつを助けてくれる、あいつだけのヒーローが必要なの。

だからお願い、あいつを助けてやって』

私のことなんて関係無しな、一方的な声だ

しかしその声は段々遠くなっていく、もう少しで聞こえなくなってしまいそうだ

(まってよ、全然わかんないよ、ヒーローって？あいつって誰？それに、あなたは誰！)

『…………を、宜しくね』