初めて空を飛んだ日 ページ15
敵を吹き飛ばした後、緑谷は完全に意識を失っていた
あの時口を塞がれ、相当苦しんでいたが、今は呼吸を遮るドロドロとした液体は無いため、もうすぐ目を覚ますだろう
だが、安否が気になって仕方がなかった私は、液体を詰めるのを手伝ったあと、筋肉ムキムキのおじさんと一緒に緑谷を起こすことにした
｢ヘイ！｣
｢おーい緑谷くん｣
｢………｣
全くと言っていいほど起きる気配がない
オールマイトとAはさらに呼びかける
｢ヘイ！！｣
｢緑谷くん！｣
｢………？｣
｢ヘッ…あ、良かったーーーーー！！！｣
｢トあああああ！！？？｣
｢元気そうで何よりだ！！｣
｢大丈夫？どっか痛いとこない？｣
｢う、うん……？！！｣
やっと目が覚めた緑谷の様子を見るに、憧れのNo.1ヒーローのオールマイトがいるからか、Aの問いかけがあまり耳に入っていないようだ
｢いやぁ悪かった！！敵退治に巻き込んでしまった。いつもはこんなミスしないのだがオフだったのと慣れない土地でウカれちゃったかな！？｣
そう言って自分のミスを少し誤魔化すようにHAHAHA!!と高らかに笑った
｢しかし君たちのおかげさ、ありがとう！！無事詰められた！！！｣
その逞しい手に握られているのはペットボトル、よく見ると先ほどの敵がたぷたぷと詰められていた
｢そうそう、お手伝いありがとうね少女！帰ったらちゃんと手を洗うんだよ！！｣
少し時間が経ったおかげか、ハッと我に返った緑谷がわたわたと口を開けた
｢そうだ！サイっサイン！！どっか……あっ！このノートに………って
してあるーーーー！！！！！！｣
｢……… (そういえばさっきモゾモゾやってたけど、サインしてたのか)｣
｢わぁぁぁ〜！！ありっありがとうございます！！家宝に！家の宝に！！｣
｢じゃあ私はこいつを警察な届けてくるので！液晶越しにまた会おう！！｣
｢え！そんな、もう…？まだ……｣
｢プロは常に敵と時間の戦いさ｣
｢！(待って！まだ！聞きたいことが…)｣
私たちに別れを告げたオールマイトは、膝を曲げて全身に力を込めると
｢それでは今後とも、応援よろしくねーーーーーーー！！！！｣
バネが弾けたように上空へと飛びさった
｢まだっうぶ…….き、きたいことっっっ｣
｢アアアアアアア！！高いーーーー！！！！｣
｢ってコラコラーー！！｣
そう
私たちを片足につけながら
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オムライスみー。(プロフ) - え？終わっちゃうんですか？面白いです！むちゃくちゃ言うけど続き書いて欲しいです･･･ (2018年10月31日 19時) (
レス) id: 0c5aa7b868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麻白 | 作成日時：2017年7月2日 19時
