【ヒロアカ】異世界であなたのヒーロー始めました【オールマイト】 (ページ12)

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この時彼は、何も言えなかったページ12

緑谷side

時は過ぎ、放課後となった教室では生徒達が思い思いに友達との会話を楽しんでいた

｢カラオケいこーよ｣

｢それっきゃねぇな！｣

その中で緑谷は、早く家に帰り自分の趣味に勤しみたいと考えていた

(今朝の事件ヤフートップだ！早く帰ってノートにまとめなきゃ！)

｢話はまだ終わってねぇぞデク｣

おもむろに緑谷に近づいてきた爆豪は、緑谷の手からノートを奪い取った

｢あっ｣

｢カツキなにそれ｣

少し遅れて近づいてきた爆豪の友人達はそのノートを一瞥する

｢将来のための…マジか？！く～～緑谷～～～～！！｣

｢いっいいだろ！返してよ！｣

緑谷が奪い返そうとした瞬間、爆豪は個性を使い、ノートを爆発させた

｢あーーーー！！！！！？｣

ボロボロになってしまったノート、爆発によって所々の文字が消えてしまっている

｢ひどい……！｣

｢ふん、一線級のトップヒーローは学生時から逸話を残してる。俺は、こんな平凡市立中学から初めて！唯一の！雄英進学者っつー箔をつけてーのさ、まー完璧主義者なわけよ？｣

みみっちぃ…とそれを聞いていた友人のひとりは思った

｢つーわけで一応さ、雄英受けるなナードくん｣

｢…………っ｣

そう言われた緑谷は、何も言い返せずにただ爆豪を見つめることしか出来なかった