周りの反応、事件の発生 ページ11
緑谷side
場所は変わって、折寺中学校
先ほど出会った少年、緑谷出久の在籍する中学校だ
今は進路についての時間らしい
｢えー、お前らも3年ということで！本格的に将来を考えていく時期だ！今から進路希望のプリントを配るが皆！
だいたいヒーロー科志望だよね｣
「「「ハーーイ！！」」」
大きな返事とともに、生徒がいっせいに己の個性を披露する
｢せんせぇーーー"皆"とか一緒くたにすんなよ！｣
そう言ってみんなの視線を集めたのは、緑谷出久の幼なじみである少年、爆豪勝己だ
｢俺はこんな没個性共と仲良く底辺なんざいかねーーよ｣
その言葉に周りの同級生が黙っているはずもなく、爆豪に対して一斉にブーイングを始める
｢モブがモブらしくうっせーー！！｣
｢あー、確か爆豪は雄英高志望だったな｣
担任の口から"雄英高"の名前を聞いた瞬間、クラス全体の空気が変わる
｢国立の？！今年偏差値79だぞ？！｣
｢倍率も毎度ヤベーんだろ？！｣
｢そのザワザワがモブたる所以だ！模試じゃＡ判定！俺は中学唯一の雄英圏内！！
あのオールマイトをも超えて、俺はトップヒーローと成り！必ずや高額納税者ランキングに名を刻むのさ！！！！！｣
｢あ、そういや緑谷も雄英志望だったな｣
担任のその一言で爆豪の動きは止まり、それまで爆豪に向いていた視線が緑谷へと向けられた
｢…｣
｢はああ？！緑谷？！無理っしょ！！｣
｢勉強出来るだけじゃヒーロー科は入れねんだぞ！！｣
｢そっ…そんな規定もうないよ！前例がないだけで……｣
｢こらデク！！！｣
｢どわ？！｣
｢没個性どころか無個性のテメェが〜なんで俺と同じ土俵に立てるんだ？！｣
｢待っ、違う待ってかっちゃん
別に…張り合おうとかそんなの全然！本当だよ！！ただ…小さい頃から目標なんだ…それにその…やってみたいと分かんないし……｣
｢なァにがやってみないとだ！記念受験か！！！テメェが何をやれるんだ？！｣
爆轟の言葉に同意するかのごとく、教室はクスクスという笑い声に満ちたのだった
｢………｣
その頃、同市内では…
｢強盗だーー！！！誰かぁぁぁぁぁ！！｣
｢捕まえるもんなら捕まえてみな！！｣
｢すぐ誰か来るのにな｣
｢今朝の混乱に乗じたんだろ、個性持て余してるやつなんていくらでもいるし、キリねえなーー｣
｢キリはある、なぜって？
私が来た！！！！｣
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オムライスみー。(プロフ) - え？終わっちゃうんですか？面白いです！むちゃくちゃ言うけど続き書いて欲しいです･･･ (2018年10月31日 19時) (
レス) id: 0c5aa7b868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麻白 | 作成日時：2017年7月2日 19時
