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彼女は早速、宝石すくいに夢中になった。
「お、男の子がこれやるなんて、珍しいなぁ。」
宝石すくいのお兄さんは、ニヤリと笑って、
「カノジョか？坊主。」
と聞いてきた。俺が、
「うん！俺、Aちゃんと結婚する！」
と答えると、お兄さんは、
「お、かっくいいねぇ。」
と、ガハハと笑った。
「なら坊主、婚約指輪、あげないとな？」
「コンヤクユビワ？」
「おう。カノジョの左手の薬指に、はめるんだ。大人になったら、結婚しよう、って約束の指輪だ。」
そういって、お兄さんは、俺のすくった宝石を袋に入れると、指輪を目の前に差し出した。
「ほら、カノジョに似合うの、選んでやれ。どれがいい？」
「ピンク！Aちゃんは、世界で一番ピンクが似合うんだ！」
俺は即決で、ピンク色の指輪を手に取った。
「おお、熱いカレシさんだ。ついでに、このティアラもやるよ。花嫁様には、ティアラも必要だからな。」
そういって、飾ってあったティアラを俺の左手に握らせて、わしゃ、と雑に俺の頭を撫でたお兄さんは、俺が見てきた男の中で父親の次にかっこよかった。
彼女は宝石を袋にいれて、御満悦そうに笑っていた。
俺は、その彼女の正面に回り込んだ。
「A姫、貴女にプレゼントです。」
と、彼女にティアラを被せ、
「左手出して。」
と彼女の左手を手に取った。
「これ、コンヤクユビワだから。大切に、左の薬指につけておいてね。」
「うん！ありがとう、健人くん！」
俺が渡したピンクの指輪は、彼女の指で幸せそうに輝いていた。
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カミツレ(プロフ) - ☆さん» ご指摘ありがとうございました。訂正し、お詫び申し上げます。また他にお気づきの点があれば、ご指摘いただけると幸いです。 (2019年6月28日 11時) (
レス) id: 09f1bbf57a (このIDを非表示/違反報告)
☆ - ページ24の9【でも、俺が俺らしくいられるのも、彼女だなら、なんだ。】→彼女だから 【もちろんですよ、瑠花姫】→名前変換できてない だと思います。 (2019年6月27日 16時) (レス) id: 44d28ad2ed (このIDを非表示/違反報告)
☆ - 10【うんん】→ううん、 ページ16 1彼side【俺の名前を読んだ】→呼んだ、 ページ20 5【健人くん。好きなことがいるのはわかった】→好きな子がいるのはわかった (2019年6月27日 16時) (レス) id: 44d28ad2ed (このIDを非表示/違反報告)
カミツレ(プロフ) - 黒髪の白雪姫さん» ありがとうございます！最後までありがとうございましたm(_ _)m少し最後を加筆修正しましたので、気が向いたら読んでいただけたら、と思います。 (2018年5月21日 10時) (レス) id: c2f175e3b5 (このIDを非表示/違反報告)
黒髪の白雪姫 - カミツレさん» 完結おめでとうございます！((o(^∇^)o))凄く面白かったです！新作楽しみにしてます！お疲れさまでした！((o(^∇^)o)) (2018年5月20日 20時) (レス) id: efdbcf38a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カミツレ | 作成日時：2018年3月4日 23時
