夢主side ページ12
気がつくと私は病院にいた。
この薬っぽい匂い嫌いなんだよなぁ、と思いながらあの日の事を考えた。
あの日、私の大好きだった転狐にいちゃんに会った。
私が好きだったあの笑顔は、跡形もなく消えていた
私が好きだったお兄ちゃんの話す言葉は、まるで何かを否定するような感じだった。
私が好きだったあの、キラキラした目は、何かを憎むような目だった。
そして………
一緒にいたくない
と思ってしまった。
私とお兄ちゃんが離れてる間になにがあったのか、
私は全く分からなかった。
悶々と考えているうちに、ふと横を見ると１−Ａのみんなからの手紙やお見舞いなどがたくさんあった。
『早く目を覚まして下さい！』
『また一緒に遊びたいよ！』
『またいっぱい笑おうよ！』
…見てるだけで嬉しくて涙が出てきた。
でも、その前に私はお兄ちゃんの事をみんなに…
伝えなければいけない。
と思った。
その時の反応が怖いけど、きっと大丈夫と思った
手紙を戻そうと、棚に目を向けると 誰からか分からない真っ黒な封筒があった。
寒気がした。
大体誰からか分かる。
そう。
『お兄ちゃん』
私は一人ポツンと呟いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 58人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いぬぱんこ。(プロフ) - とても面白いです！続きが気になりすぎて夜しか眠れないです！更新頑張ってください！！ (2020年6月1日 22時) (
レス) id: 6af0665e5c (このIDを非表示/違反報告)
バナナ(プロフ) - 分かりました！ありがとうございます(*´ω｀*) (2018年11月8日 7時) (レス) id: db18de00e5 (このIDを非表示/違反報告)
月影(プロフ) - バナナさん» おぉー！それは尚更とてもこの先が楽しみになりますo(●´ω｀●)oわくわく♪な、なんと！？ほんとですか！？分かりました！なんか思いついたら直ぐにお知らせさせていただきます！！ (2018年11月6日 16時) (レス) id: 4a60b468f9 (このIDを非表示/違反報告)
バナナ(プロフ) - 笑笑 そうですね！私も出久に頑張ってもらいたいと思ってます！最終的にくっついてもらうんですけど、どんな感じでくっついてもらいたい！とかリクあったらぜひ！参考にしたいのでお願いします！ (2018年11月6日 16時) (レス) id: db18de00e5 (このIDを非表示/違反報告)
月影(プロフ) - バナナさん» はい！またなんかいい案とかありましたらお知らせしますね！あと先程更新されてたのを読みました！肝試しはもうドキドキが止まりませんよね！これは出久！夢主ちゃんに良いところを見せるチャンスですぞ！頑張れ！と心の中で応援しました笑 (2018年11月6日 16時) (レス) id: 4a60b468f9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：パルム100% | 作成日時：2018年8月1日 18時
