最悪のパターン ページ19
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(ホークスside)
遂にオニグモ捕獲。
人混みに紛れられた時、咄嗟に剛翼を追いかけさせた。
俺に追われ続けてるとも知らないオニグモは男に襲われ
怖がってたのが剛翼に伝わった。
まぁ流石に、俺もヒーローだから
『は！な！せ！！！』
「あのさぁ助けてあげたつもりなんだけど？」
『な"ッ、…ヒーローが敵助けるとか絶対嘘。
捕まえたかっただけじゃん』
「まぁそれもあるけど」
『やっぱ嫌い！早く降ろして！』
じたばたともがくオニグモ。あぁうざい。
普通こんな上空で暴れて降ろせなんて言うやついない。
でもこいつは落ちたとて個性でどうにかできるから
本気で俺の腕の中から逃げ出そうとしてる。
念のためポケットから刃物類を剛翼で回収していってると
ｶﾞﾌﾞｯｯ
「い"ッた！！！？」
思いっきし腕噛まれた！！！
力が緩んだ隙にオニグモは少しずれた仮面を直し
勢いよく俺の腕からすり抜け落ちた。
『じゃーね！』
「噛むって…！犬かよ！」
急降下していくオニグモを全速力で追いかける。
ビルの屋上に糸を飛ばし着地体制を取ろうとするのを
剛翼で斬って阻止しても、オニグモは次から次へと
糸を張り巡らせ屋上に降り立った。
走るヒールの音がやけに大きく聞こえる。
向こうのビルに飛び移られる前に、背中を刺す覚悟で
剛翼を飛ばすとそれは見事にスカッた。
『ふぎゃっ！』
「は？」
どしゃっ！と
盛大に、オニグモが前のめりに倒れたのだ。
地面に転がる仮面。と、折れたヒール。
「ちょ、大丈夫？」
『い"たい…！』
うつ伏せのまま縮こまるオニグモの後ろに駆け寄る。
「どんくさ…ヒールなんか履いとるから」
『今日あんたに会うなんて思ってなかったのよ…！』
いつもと違う服。
こいつの私服初めて見た。マーメイドスカートとか履くん
………ていうか、どこか似たファッションを思い出す
とりあえず仮面を拾ってオニグモに渡そうとすると、
きらりと、見覚えのある耳元に目がいった。
「………」
『うぅ…おでこ痛い…』
「……オニグモ、顔上げて」
『なに……ッ、や、やだ！絶対無理！』
思い出したかのように顔を隠し始めるオニグモに
俺の中ですっっごく嫌な予感がした。
だってそのピアス
俺が銀髪のあの子に買ってあげたやつだもん
いっそ敵だったらなんて、確かに言ったけど
あーマジで、あまりにも最悪のパターンだこれ
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sana＊(プロフ) - 沼さん» 長い間お待たせしてすみませんなんとか早めに更新できるよう頑張ります！！🥺🥺 (10月25日 12時) (
レス) id: 25a11890bc (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - 姫さん» ほんっっとうにすみませんなんとか時間作って続き更新しますね😭😭🙏 (10月25日 12時) (レス) @page23 id: 25a11890bc (このIDを非表示/違反報告)
沼 - 続きが気になります……！！ (10月4日 4時) (レス) @page23 id: 6b30814409 (このIDを非表示/違反報告)
姫(プロフ) - えぇー！どうなっちゃうの？最近更新ないけど大丈夫ですか？無理せず頑張ってください！！ (9月17日 14時) (レス) @page23 id: 803f158600 (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - これはお咲さんさん» うわぁあああありがとうございます！😭💖更新頑張ります！😭💪 (2022年11月21日 10時) (レス) id: 35c21c90ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sana＊
| 作成日時：2022年6月14日 18時
