敵は悪女に ページ12
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『俺個人って……なに、どゆこと？』
言ってる意味が分からなくて
訝しげに見つめると、ホークスは何だか気まずそうな顔で
視線を逸らした後、もう一度私を見つめてきた。
「なんて言うか、君のこと気になってるっていうか
前会った時から忘れられなくて
ごめん、ナンパみたいになっちゃってるコレ」
ナンパ
ナンパって、ホークスが私に？それって…
『………っふふ、』
「あっ、ちょ！笑わんでよ！」
『いやだって…っ』
だめ、お腹痛い
身体の中では笑いが大暴走し始めている
こんなことあるんだ
『つまり、一目惚れしてくれたってコト？』
「………多分、した」
『あっははは！何、マジで言ってる？』
「そげん笑わんでも」
『いや面白すぎる、へぇそうなんだぁ』
可笑しすぎて涙が出てきそう
相手が自分の追っている敵とも知らずに、馬鹿なヒーロー
何この面白い展開、遊べるじゃん
『あー私、喉乾いたなぁ〜』
「うわ、悪い女の子に引っかかった」
『何か買ってくれたら、名前教えるかも？』
わざとらしくあざとい顔をつくって首を傾げてみれば
ホークスはうわぁ、って顔しながらも
「何飲みたいの？」と言ってくれた。
すぐ向こうにあるスタバを指差し
店内に入って新作フラペチーノと、ついでにワッフルを
買ってもらう。ホークスもフラペチーノ買っていた。
『ん〜〜ッ美味いっ！』
「甘っ」
『甘いの嫌い？』
「いやわりと好きな方だけど、これ結構甘過ぎん？」
『分かってないなぁこれがいいの』
ちっちっと人差し指を振ると
ホークスは「ふぅん」と言いながらまた一口飲んで
「甘いの好きなのね、覚えた」と呟いた。
『私の中身がこんなんで残念だった？』
「ん？いや別に。嫌いじゃないよ」
『……まぁ、まだ表面しか見えてないもんね』
「これから知っていってもいい？」
あぁ、まじでコイツは
私とお近づきになりたいんだ
ちゃんと惚れさせて、お金たくさん搾り取ってやろうかな
そして私がオニグモだったって気づいた時
ホークスはどんな顔するんだろう
『……傷付いても知ーらない』
「俺何されるんだろね、それ」
『私は何もしない。惚れたあんたが悪いんだから』
「惚れた弱みにつけ込まれちゃうカンジかぁ」
そ。使えるモンは使ってやる
オニグモだってバレそうになれば捨てればいいんだから
しばらく悪女になって、遊んでやろう
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sana＊(プロフ) - 沼さん» 長い間お待たせしてすみませんなんとか早めに更新できるよう頑張ります！！🥺🥺 (10月25日 12時) (
レス) id: 25a11890bc (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - 姫さん» ほんっっとうにすみませんなんとか時間作って続き更新しますね😭😭🙏 (10月25日 12時) (レス) @page23 id: 25a11890bc (このIDを非表示/違反報告)
沼 - 続きが気になります……！！ (10月4日 4時) (レス) @page23 id: 6b30814409 (このIDを非表示/違反報告)
姫(プロフ) - えぇー！どうなっちゃうの？最近更新ないけど大丈夫ですか？無理せず頑張ってください！！ (9月17日 14時) (レス) @page23 id: 803f158600 (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - これはお咲さんさん» うわぁあああありがとうございます！😭💖更新頑張ります！😭💪 (2022年11月21日 10時) (レス) id: 35c21c90ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sana＊
| 作成日時：2022年6月14日 18時
