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中学を卒業して、桜舞う4月＿
A｢よし！｣
僕は、憧れの雄英高校の制服を着て、ヒーローへの1歩を踏み出す。
…なんてね。
実際は、スカートが嫌で短パンで登校。
誰よりも早く学校に来て、自分の席で睡眠に入る。
気持ちよく寝ていると、爆発音が聞こえて、顔を上げる。
なんだ、クラスメイト同士の喧嘩か。
僕は、もう一度頭を下げた。
｢おい…おい。｣
A｢ん？んあ？｣
顔を上げると、くたびれた人がいた。
｢やっと起きたか。｣
A｢あんた誰？｣
伸びをしながら、くたびれた人を見る。
相澤｢相澤消太。お前の担任だ。
これから、個性把握テストをする。
みんなグラウンドに出てるから、お前もこれ着て、早く出ろ。｣
ダルそうに外に出ると、相澤が僕を見た。
相澤｢神崎、遅い。｣
A｢悪かったね。｣
相澤｢遅れた罰だ。
神崎、ソフトボール投げやってみろ。｣
相澤は、僕にボールを投げる。
A｢えー、めんどいんだけど。｣
相澤｢いいから、早く。
ちなみに、爆豪の記録は705.2ｍだ。｣
A｢705.2ｍね…んじゃさ、もし僕がその記録越したら、この後のテストしなくていい？｣
皆｢えぇ！？｣
｢てめぇ、どういうことだ！
俺を超える？舐めてんじゃねぇよ！｣
僕の胸ぐらを掴んで怒鳴る。
多分、相澤が言ってた爆豪ってこいつだ。
A｢舐める？舐めてんのは、君じゃない？｣
僕は、爆豪の手を退けて、ボールを投げた。
ボールは、物凄い爆風と共に空へ飛んでいく。
相澤｢…800ｍだ。｣
皆｢はぁ！？｣
A｢んー、やっぱ、昼間だと個性半減しちゃうな。
相澤。約束通り、僕は教室に戻ってるから。｣
そう言って、僕は教室に戻った。
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年1月30日 1時
