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A｢ふぁ〜…よく寝た…｣
相澤に起こされると、放課後だった。
相澤も寝ていたらしく、頭を抱えていた。
教室に鞄を取りに行くと、入れないほどの人混みが出来ていた。
A｢通してくんない？｣
人混みをかき分けて、何とか教室に入る。
爆豪｢敵情視察だろ、ザコ。
そんなことしたって意味ねぇから。どけ、モブ共。｣
飯田｢知らない人のこと、とりあえずモブって言うのやめなよ！｣
挑発する爆豪を、飯田が止めていた。
A｢はぁ…何やってんの。｣
爆豪｢ああ？てめぇ、今までどこ居てた！？｣
A｢仮眠室で寝てた。｣
爆豪｢すぐ寝るよなぁ、この男女！｣
変なあだ名に、カチンとする。
A｢なに？それ、僕のあだ名？
僕が男女なら、君は爆発野郎だね。｣
爆豪｢ああ！？｣
僕と爆豪の間に、火花が散る。
緑谷｢わぁぁ！ストップストップ！｣
A｢緑谷君、退けてくれる？｣
緑谷が僕を、
切島｢爆豪！仲間同士で喧嘩してどうすんだよ！｣
爆豪｢うっせぇ！引っ込んでろ！クソ髪！｣
爆豪を切島が止める。
相澤｢おい、早く帰れ。｣
僕達の喧嘩は、相澤の声で終わりを告げた。
A｢…｣
爆豪｢おい、待てや！｣
教室を出ようとする僕の肩を、爆豪が掴む。
A｢しつこい。相澤、僕帰るから。｣
相澤｢あぁ。爆豪、お前いい加減にしろ。｣
爆豪｢チッ！｣
舌打ちをして、僕を肩を離す。
そして、あっという間に体育祭当日。
飯田｢みんな準備は出来てるか！？もうじき入場だ！｣
飯田、張り切ってるな〜。
A｢飯田、僕ちょっと行くとこあるから、先行ってて。｣
僕は控え室を出て、放送室に向かった。
A｢マイクー、相澤…っているじゃん。｣
放送室に入ると、マイクと相澤がいた。
ﾏｲｸ｢Hey！どうした？｣
A｢いや、相澤に話があってさ。｣
相澤｢俺に？なんだ？｣
僕は、相澤に近付き、相澤を見る。
A｢僕、相澤が好き。｣
相澤｢は？｣
ﾏｲｸ｢おいおい、冗談は…｣
A｢冗談じゃない。
理由は分かんないけど、多分好きだ。｣
相澤｢そうか。｣
A｢僕、体育祭で優勝する。
だからさ、体が元に戻ったら、一緒に出かけてほしい。｣
ﾏｲｸ｢デートってや…｣
相澤｢黙れ、マイク。｣
ﾏｲｸ｢はい、すみません。｣
マイクを睨み、僕を見る。
相澤｢いいよ。優勝出来たらな。｣
A｢男に二言はなしだからな。｣
そう言って、放送室を出た。
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年1月30日 1時
