死ぬ前 ページ2
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ…
予鈴と同時に教室を出て、ヒーロー科の教室に向かう。
A｢消太ー！一緒に帰ろー！｣
私が大きな声で呼ぶと、消太はビクッと肩を震わせた。
山田｢よぅ、A！まーた、消太だけ？たまには、俺のことも呼んでくれよ〜！｣
A｢だって、消太とひざしはセットでしょ！1人呼べば十分じゃん！｣
ひざしと話していると、準備が出来た消太が溜息をつく。
相澤｢こいつとセットなんかにするな。｣
山田｢シヴィー！｣
A｢そんなこといって消太、ひざしと仲良いじゃん！
あーあ、私も無個性じゃなかったら、ヒーロー科入れたかもしれないのにな〜…2人だけズルいよ！｣
山田｢そればっかりは、自分の運命ってやつを恨むんだな！｣
A｢バカひざし！｣
山田｢なっ、バカとはなんだ！バカとは！｣
A｢うっさい！個性使って、叫ばないでよ！｣
相澤｢お前らの方がうるさい。そろそろ黙れ。｣
消太が個性を発動させて、私達を睨む。
A・山｢はい、ごめんなさい。｣
消太と別れて、ひざしと歩く。
山田｢なー、本当に言わねぇの？｣
A｢ん？何が。｣
山田｢消太に好きって。｣
A｢うん。｣
山田｢なんでだ？｣
A｢今の関係崩れたくないし、消太はヒーローになるために頑張ってる…だから、その邪魔だけはしたくないんだ。｣
私は笑った。
山田｢ふーん。まっ、俺はAの味方だからよ！なんか困ったことあったら、いつでも言ってこいよ！｣
A｢ありがとう！ひざしってたまーにカッコイイよね！｣
山田｢“たまに”は余計だ！｣
A｢アハハッ！んじゃ、また明日ね！｣
山田｢またな！｣
私に、“明日”は来ることは無かった。
帰る途中、私は車に轢かれそうになる子供を助け、事故にあった。
手術の甲斐なく、私は病院で息を引き取った。
死ぬ間際に思ったことは、消太に思いを伝えとけば良かった…という後悔だけだった。
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イレイザーナッド - 終わり方が…笑もう少し続編作ってもよきなんじゃないでしょうか？さすがに小説として短いかと……………(個人の意見ですのでどうぞ無視してくださいませ) (2019年5月19日 10時) (
レス) id: 5fd0259b0b (このIDを非表示/違反報告)
苺の花(プロフ) - ASAHIさん» コメントありがとうございます！私的にも、この終わり方でいいのか不安なところです(^_^； (2019年3月10日 22時) (レス) id: b356cc99dd (このIDを非表示/違反報告)
ASAHI(プロフ) - ええええ終わってしまうのですか！？でもすごく楽しく見させていただきました！ (2019年3月10日 21時) (レス) id: 8e756bf9de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年3月8日 15時
