○此方、見ろ[完] ページ6
「良いペアだったね！」
オールマイト、茶化さないで下さい。
そう言いたいのは私だけだ。少し恋人的な気分を味わってみたいのだ。あれから数時間経った。彼の足を引っ張ることは無く終了。
そして今に至る訳だが。
「まるで切島のよう。」
「煩いぞ、上鳴。相性が良かったと言ってくれ。その方が私的にはとても嬉しい。」
「いつも何言っとんだ。誰も言わねェよ。」
上鳴との会話に入ってくる爆豪。相性が良い、なんて喜ぶ要素しかないのに誰も言ってくれないのか。少し……いや、かなり残念だな。
むくれていると叩かれる頭。
だから、止めてくれ。期待させるのは。
ー ー ー
「私とは歩かないんじゃないのか。」
「誰がんな事言ったよ。」
「キミが休日前に言ったんだ。それと好きでも無い奴にあまり期待させるような行動は控えろ。私はそういうの好きじゃないぞ。」
この前とは違う。立ち止まる彼を気に止めず私は先を進む。此処で立ち止まっても何にもならない事は知ってる。
どう足掻いても変わらなかった距離を今更縮めたってどうなる。ただ縮んだだけだろ。
変えたら変えたでまた満足出来なくなるんだから。今はまだこのままが良い、なんて我が儘なんだろうな。
「テメェの気持ち、答えてやれって言われたんだよ。だから……止まれ。此方見ろや。」
締め付けられる胸。自然と止まる足。振り向いてしまう身体。彼は私を真っ直ぐ見てくれていた。込み上げる気持ちにどんな名前が付くのか分からなかった。
結果を返事を知っていてそれを聞かなきゃいけないなんて。早く、早く終わってくれ。苦痛でしかないんだから。
「テメェの気持ちには応えらんねェ。」
「知ってるさ。今まで応える奴の態度じゃなかったものな。じゃあ、帰。」
「聞けや。応えらんねェのは確かだ。それも"今は"の話でテメェが……これからも変わんねェってんなら考えてやらねェこともねェ。」
「爆豪……私は今すぐが良い。」
「調子乗ってんじゃねェぞ。」
そう私の涙を拭う彼は私の将来の彼氏。
とでも嘘吐いとこうか。
続く
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るぜろ(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» リクエストありがとうございました、もし、ご期待に添えていませんでしたら申し訳ございません。 (2018年8月13日 11時) (
レス) id: 7585b82a1c (このIDを非表示/違反報告)
るぜろ(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» ミリィ様、リクエストを受諾致しました、完成させ次第公開します。 (2018年8月10日 17時) (レス) id: 7585b82a1c (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - リクでステイン様お願いします ステイン様が夢主に溺愛してるのが見たいです激甘で るぜろ様で (2018年8月10日 17時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バーコードくん x他1人 | 作成日時：2018年8月9日 14時
