荷が重い ページ18
『他社？』
「はい、ですから簡単に無理だとは
答えるわけにもいかなくて…」
『そこは上手くもって行くのが仕事でしょ。
予算を上げるなり、企画を小さくするなり…
だいたい決まった話を調整するだけの
簡単な仕事だろ？』
「すいません…」
『忙しいんだからさっさと決めてくれ。
決まったら連絡して来い。じゃあな。』
「課長、もう少し話を…」
…切られた…
どうしよう…ちょっと相談にのって欲しかったのに
…出だしからこれか…
前途多難だな…
削れる予算は……もう一度見直して…
うー…
《榊さん、榊さん？》
《…あ！はい！》
《そろそろお昼ですよー。
ご一緒しませんか？僕もいまからランチですから
何か食べたい物ありますか？》
《いえ…別に…》
《…お疲れですね？》
《あ、…はいまぁ…》
「うちの会社みんなキツイから
大変でしょうね。気分を切り替えなきゃ。
僕、ランチ奢りますよ。」
「いえ！それは悪いですから！
…すいませんパクさん…気を遣っていただいて…」
「すいません…か…なんか懐かしいなぁ
留学中はよく聞いたし、よく使った言葉ですよ。
楽しかったですよ。日本の生活。」
「パクさんは日本の大学に留学されてたんですか？
どおりで…日本語がご堪能ですね。」
「いやいやー、あ、とにかくランチに行きましょう
日本の話もしたいし、聞きたいから。」
「はい。ありがとうございます。」
パクさんは初日ならよく声をかけてくれる。
ほっとします…やっぱり海外なんですよね韓国…
気がはってて、すごく疲れちゃうんです…
夜、ハウンの家に帰るころにはクタクタ…
たいした仕事もしてないのに…
だらしがないなぁ…私…
…
《午後からは練習生の方と顔あわせをします。
なんだかんだでまだ会ってもなくて…》
「そうなんですか。日本人の練習生は真面目でよく頑張ってますよ。」
《それは良かったです。具体的に何をしたらいいのかは聞いてないんですが。》
「日本人は真面目で頑張り屋ですが…
榊さんの前で失礼ですが…彼等打たれ弱いんだな…
どうしても僕達韓国人は強い口調で話しますし…
きつい言い方もします。レッスン中も罵倒されますしね。みんな同じ条件だから…それは仕方ない。」
《…えっとパクさん？》
「はい。」
《私の韓国語…わかりづらいですか？》
「いえ、ちっとも。」
《なぜ…日本語なんでしょうか？》
「日本語で話したいからですよ？
日本語好きだし。」
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ネサラン(プロフ) - まゆまゆさん» こちらこそいつもありがとうございます。クセが強いのでうちのホミンさん嫌いな人もいると思いますwお気に召したら有り難いかぎりです。読みにくい文章ですがいつもご贔屓感謝です！長くなる予定ですが最後まで読んでいただけると嬉しいです！ (2019年4月16日 12時) (
レス) id: d498c92f91 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - ネサランさん。いつも楽しいお話ありがとうございます。ほんとにチャンミンとユノくんの掛け合い（本人たちは至って真面目なのでしょうが）がめちゃくちゃおもしろいですね。特にユノくんの１人で妄想が暴走してしまうところとかサイコーでした。つづきが楽しみです。 (2019年4月16日 2時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネサラン | 作成日時：2019年4月14日 15時
