ボケてるのか ページ8
…
…
「ユノヒョン？…」
…え？
「…何ボケてるんですか…しっかりしてください。
まだ仕事残ってるんですよ。」
「うん。…次、なんだっけ？」
「例の曲のレコーディングです。…
さっきも言いましたよ？…寝ぼけてるんじゃないですか？ちゃんと起きてください！」
……
「こら！シャキッとしろ！」
「ごめん…」
「まったく…今日は特にボケてますね…
マネヒョンにレッドブル買ってきてもらいましょう
気候が良くて眠くなるのはわかりますがね。」
「そうだね…ごめんね。」
だめだ…なんかほんとにボケてるのか？
やばいな…ちゃんとしなきゃ…
まだお昼前なのに…
仕事が沢山残ってるのに…
…
「あ…ユノヒョン明日パン…」
「食べたい！」
「食べ…たいんですか……なら僕が…」
「僕も行く！食べたいからパン！」
「はぁ…そうですか？…なら…帰りにでも…
…18時終わりだから…間に合いますし…」
…ん？…パン…
食べたいか？僕…
つい、食べたいって言ったけど…
…いや！食べたいんだよ！
食べたいから言ったんだよな！
「今日はいるんですかね？Aさん。」
「え！！なんで？！Aちゃん？！」
「…いや…彼女も仕事をしてるんですよね？
なら…そう毎日はお店に出てないでしょうし…」
あ…そうかも……
「もしかしたら…遅い時間に帰ってくるかもしれないから…会えないかもしれませんね。」
え……そうなんだ…
「…まぁおじさんはいてますし。
お土産も渡したいですから…」
……おじさんだけか…
「終わったら寄ってみましょう。」
…
…
「ユノヒョン？」
「あ、うん！わかった！」
なんだよ、いいじゃないか
おじさんしかいなくても！
おじさんがいたらそれでいいじゃない！
…いいよな…うん。
…うん…
「ユノヒョン、面白い物買って来いって言いましたよね。いいのを買ってきましたよ。」
「面白いもの？…」
「はい。絶対うけると思います。
彼女がいたらいいんだけどな…あれを見せたら
どんな顔するか…見ものですよ。」
「何買ってきたの？」
「渡してからのお楽しみにしましょう。
おじさんだけなら、また今度持っていきます。
あれは是非、彼女に渡したいですからね。」
なんなんだろう？
「Aちゃんが喜びそうな物？」
「さぁ…どうでしょう？…もしかしたら
喜ぶかもしれませんね…
そしたら面白くないんだけどな…」
「…おい…変な物じゃないよな…」
…何渡すつもりだよ
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作者名：ネサラン | 作成日時：2018年4月6日 17時
