セコい手使いやがる ページ17
…くそ
Aめ…
「二度とするなっていったよな！！
チャンミン！Aちゃんから聞いたぞ！
仕事の携帯電話に山ほど嫌がらせメールが
来たって！おまえなにやってる！」
ユノヒョンに言いつけるなんて…
セコいやつだ…
別にユノヒョンなんか怖くないけど
説教はじまるとうざいし長いんだよ…
「彼女も仕事してるんだぞ！
大事なメールとかあるんだぞ！
なんとかしてくれって僕に連絡がきたんだ！」
「今時は…Lineでやり取りする企業が増えてますし
…たいして困ってもないんじゃないですか？…」
「チャンミン！！僕を本気で怒らせたいか？！」
…それは困ります…本気のユノヒョンは
さすがに怖い…鬼みたいになるからな…
ま、今はそこまでじゃないから…適当に…
「ごめんなさい。もうしません…」
「次やったら…わかってるな…」
「はい。しません。」
メール攻撃はしませんよ。もう。
どのみち同じ手は使えませんしね…
「…おまえ…何で嫌がらせなんてするの？
女の子相手に…おまえ男なんだからこんな…」
「あんなブスは女の子じゃないです。
それにもう30なんだからどちらかといえば
アジュンマの部類です。」
「ならチャンミンはアジョシか？
いつも僕は若いなんて言ってるよね。
同じ年なのにAちゃんはアジュンマ
なのか？おまえが言ってる事はおかしい。」
なんだよ…今日はやたらに弁がたつじゃないか…
「Aちゃんのどこがブスなんだ？
あんな美人めったにいないぞ。
おまえ目がおかしいんじゃないか？」
たしかに顔は美人ですが
あんな性格悪い女、ブスって言ってやりたくなるんですよ！
「そんな僕ばっかり悪いように
言わないでください！あのブスが先に僕に！」
「ブスって言うな！ブスじゃないから！」
「ブスだ！あいつが悪い！僕ばっかり怒るな！
ユノヒョンは贔屓してますよ！
女だからって贔屓するな！」
「チャンミン…贔屓とかじゃないだろ…
何言ってるんだ…あのね…僕はチャンミンに…
Aちゃんに意地悪するのはやめてほしいだけだからね…わかるよな？子供じゃないんだから。」
……ムカつきますね…
「…ユノヒョン、Aが美人だからって
惑わされてますよ…本性はヘビみたいに陰険なんですから…」
「まあ…Aちゃんは美人だけど…
…そんな…うん…凄く綺麗なんだけど…
…いやだなぁ…惑わされてるなんて…
チャンミンやめてよ…恥ずかしいだから！」
「は？…」
…何言って…
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作者名：ネサラン | 作成日時：2018年4月6日 17時
