反抗期 ページ14
「聞いてる？」
「はいはい。」
「チャンミン！」
「わかりましたぁ…もうしません。」
わかったようには見えないけど…
「あんな子供みたいな事して…
それに喧嘩まで…ちょっとは我慢しろよ…
だいたいおまえがあんな物渡すからだろ。」
「ポンテギは健康食ですよ。食わず嫌いで騒いでるAがいけない。」
「おまえ…やっぱり反省してないな。」
「そんな事より僕は暴力を振るわれましたよ。
蹴りが一回、パンチ三回。ひどい女ですよ。
ユノヒョンは僕がかわいそうじゃないのか？
ひどいヒョンですね。」
「女の子のパンチなんてたいした事ないだろ！
ひどいのはチャンミンじゃないか！
かわいそうに虫嫌いのAちゃんに…
わざわざ韓国からポンテギ買って渡すとか…」
「男女差別か？お？フェミニストですか？」
「チャンミン！」
「嫌ですねぇ…女好きのヒョンなんて…」
…へりくつか…ニヤニヤ憎たらしい顔して…
なんなんだこいつ…急に子供みたいに…
反抗期のチャンミンを思いだすよ…
「二度とするなよ！わかったか！」
「はいはいはーい。」
「ふざけるな！おまえもう30なんだぞ！
子供みたいな返事するんじゃない！」
「…ならユノヒョンはなんですか？
あなた自分の普段の言動、行動を考えてごらんなさい。それが30代の大人のする事か？」
「は？…何が…」
「可愛い可愛い言われて喜んで…
大人になれ、とはこっちのセリフですよ。
日本だと気を抜きすぎて馬鹿そのものじゃないか。
見てるこっちが恥ずかしいんですよ…」
な、なんだよ…急に…
…説教はじめたし！
「だらしがないし、なんでも僕に頼って…
あなたがそんなだから僕は人より早く思考が老けてしまったんです。いいかげん大人らしく振舞ってください。僕に世話をやかすな。」
なんなんだよ！子供なのか大人なのかわかんないよ！チャンミン最近めんどくさいよ！
「では…僕は部屋で本でも読んでます。
騒がしくしないでくださいね。」
…う…
だめだ…やっぱり反抗期だ…
この年で2回目の反抗期か？
チャンミンは元から一年中反抗期みたいなもんだけど…こんなんじゃなかったからな…
自分が悪い時は後から謝るのがチャンミンなのに
…まったく話を聞こうとしない…
ニヤニヤして…憎たらしい…
ついでに説教まで…
…どうしよう…
…めんどくさいよ！
僕、オンマじゃないからわかんないよ！
…
仕方ない…
こうなったら…
放置しておこう…←だめなオンマ
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作者名：ネサラン | 作成日時：2018年4月6日 17時
