しっかりしなきゃ ページ1
…
…お腹すいたのかな…
僕…
…昨日…何か食べたか？…
覚えてないや…
…
チャンミン大丈夫だろうか…
僕が…しっかりしなきゃ…
こんなんじゃ駄目だよ……
わかってるんだけど…
この先どうなるかわからないから辛い…
…なんでこんな事になったのか…
いつまで日本にいるんだろう…
チャンミンと僕だけ…
…仕事があるわけじゃないのに…
いつまで日本にいなきゃいけない…
…みんな何してるんだろう…
僕達抜きで…
…知りたくないな。考えたくもない。
…どうしたらいい？…
2人でなんて…
韓国に帰って…先の事を…
…みんなが帰ってきてくれたらなんて
もう考えちゃいけない。
無理なんだ。
僕は僕でなんとかやっていかなきゃいけない。
チャンミンの事も僕が守らないと…
…早く帰りたい。
2人で日本にいるのが辛い…
…
「ただいま。」
チャンミン、帰ってきたな…
「おかえり…」
「ユノヒョン、何か食べましたか？」
「いや…チャンミンは？」
「…食欲なくて…今日はいらないかな…」
顔色悪いぞ…
僕はともかくチャンミンはちゃんと食べなきゃ…だめだな僕、弟の面倒も見れてないなんて…
いつもなら……
いや…
これからは僕がきちんと見てやらないといけない。
僕なんかより…チャンミンの方がよっぽど
辛いはずなんだから。
「僕なにか買ってくるから、チャンミンも食べよう。少しなら食べれるよな？おまえ朝から食べてないんじゃないか？」
「………」
「何が食べたい？僕買ってくるよ。
あ、チキンとか？！おまえ好きだろ？！」
「いや…ほんとに……食べたくなくて…」
「駄目だ！……そうだ…パンなら食べれるか？
ほら、小さなやつあったよな…袋に入ってて、小さいやつが沢山入ってて！あれ好きだよな！
僕買ってくるから待っててよ！」
「え……」
…
急いで行かなきゃ
…もう外が暗いぞ…
お店閉まっちゃうからな。
急いごう…走ればすぐだよ。
…
…
あ、良かった！まだ電気ついてる！
「こんばんは！！」
「わ！…びっくりした…こんばんは…」
あれ…ない？…
あの小さいやつ…ないの？
「Aちゃん！あのパンないの？
袋入ってるやつ！小さいクルクルしたやつ！」
「あー、クロワッサン？ミニクロワッサンだよね。
待ってね…えっと…あ、はい。最後の一袋。」
「よかったー…これならチャンミンも…」
「……チャンミン…さっききたよ…」
「え！そうなの？！」
「うん…すぐ帰っちゃった。」
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作者名：ネサラン | 作成日時：2018年4月6日 17時
