許すわけないよな… ページ14
「すまん！」
「……。」
「なるほど…僕達をほったらかして女性と遊んでいるうちに大事な新譜をどこぞに置き忘れた…と。
しかも2週間も前に…なるほど…」
「まさか音源を出すまえに…テレビになんて…
番組収録で初出しだなんて…予定なかったんだ！」
「………。」
呆れて言葉も出ないよ…
失くした…それならそれで…報告するとか…
今までほったらかしてたなんて…
「なるほどなるほど…わかりました。
で、マネヒョンこの話は会社には…」
「勘弁してくれ！な？！頼むから！許してくれよ！全部話たじゃないか！チャンミン頼むよ！」
「許…すと思うか？」
「チャンミン…長い付き合いだろ？…」
「ふざけるんじゃないですよ！！お？！
なくした？！骨の2、3本は覚悟しろ！何てことしやがったんだ！責任感のカケラもないのか？！」
だよね…僕だって許せないよ…庇う気すらない…
「どうしてやろうか…このおっさん…
ユノヒョン、煮るなり焼くなりすきにさせてもらいますよ…こいつ…僕を舐めてますね…」
「ユノ！！ユノ！助けてくれ！
チャンミンに殺される！！助けてくれ！」
「自業自得…って言うんだよね…これ…
僕、知らない…チャンミンに任せるよ……」
「ユノー！！助けてくれよ！なんでもするから！」
「知らない……」
マネヒョンがした事なら、どうにもならないよ…誰に掛け合っても新曲で収録するしかない…
2週間も前に渡されてたなんて…文句の言いようもないじゃないか…
あー…まじか…まじでやんなきゃならないの？…
勘弁してほしいのはこっちだよ…
「マネヒョン、韓国行きのチケットを取ってこい。明後日の最終便でな。わかったか？
ユノヒョン、グタグダ言っても逃げれません。
急いでこれを覚えましょう。」
「あ、うん。…」
「とりあえず別行動です。マネヒョン会社に連絡して今すぐ僕が練習できるように手配しなさい。僕は歌よりダンスが不得手です…今日、明日は空き時間すべて使って振り付けにあてます。ユノヒョンは物覚えが悪い、歌を覚えるのが先決です。最悪、口パクでも覚えてなきゃ話にならない。」
「え…あ、うん！」
「あんたダンスなら3時間あればできるでしょう。
振り付けは明日。今日はそれもって会社の防音室でひたすら練習しろ。ある程度覚えたら僕に連絡しなさい。わかりましたね？」
「わかった！」
「マネヒョン！まだ連絡してないか！早くしろ！
ほんと使えないおっさんだな！」
チャンミン…
頼もしいよ…
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作者名：ネサラン | 作成日時：2018年4月4日 16時
