？…ズル？ 2 ページ21
え…予想外の…
たしかにそうだ…
彼女は一般人だし…周りは業界の人ばかり
コネで入ってる人もいてるが…スポンサー関係者からのコネだし…
「気を使うのもかわいそうだよ。
本人が普通のチケットで入りたいって言ってるなら
たぶんその方が楽しいんじゃないかな…」
ユノヒョン…
珍しく考えがまともですね…
たしかに…そうかもしれない。
ただ…
「それはそうかもしれないですが…
僕は僕でその…その後の計画をスムーズに運びたいんです。手違いで会えないなんて事になれば…」
「Aちゃんは自分でチケットを買ったんだよね。チャンミンに頼らずに。それは単純にライブを楽しみたいからじゃないのかな？そのためにお金を払って来てくれるんだ。チャンミンの都合は関係ないよ。」
「…。」
「Aちゃんはライブ中はお客様なんだ。
お客様に自分の都合を押し付けたらだめだよ。」
「それは…」
「お金を払って来てくれるんだ。Aちゃんの好きなようにする権利がある。」
…そうですね…そうです…
…しかたないか…そのとおりだ…
「わかりました。ユノヒョンありがとうございます
…Aさんのしたいようにか…」
「まぁわかるんだけどね〜
付き合いはじめてすぐの彼女に特別な事したいって思うのはさぁ…わかるわかる。」
「つき…いやまだ正式にお付き合いはしてませんが
似たようなもんですけど…」
「僕でもそうするけどさぁ本人が嫌だって言ってるなら……え…何て？…お付き合いしてません？」
「正式には交際を申し込んではいないですが…」
「は？…え？正式って…
…正式…チャンミン！お前付き合ってないのに
なんかいろいろやっちゃったのか？！」
いろいろ？…なんの話ですかね…
「お前！…だめだろ！！それは！
Aちゃんは僕とも友達なんだぞ！
…それを軽く…お前なに考えてるんだ！！」
「ちょっとユノヒョン！！なにが！え？！！」
「僕はAちゃんの韓国人のオッパなんだぞ！
それを…お前！よくも！！」
なんですか？！怒る理由がわかりません！
なんでキレてるんだユノヒョンは！
「お前達が付き合ってると思ってたから…
その…大人の付き合いって言うか…アレがあれでも仕方ないと思ってたが！！なんだと？！付き合ってないのにそんなマネをしただと？！」
「大人って…あ！違う！誤解です！」
「僕の妹になんてことした！いくらチャンミンでも許さないぞ！ふざけるな！」
「誤解です！！」
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作者名：ネサラン | 作成日時：2018年1月5日 23時
