兄公認 ページ1
よし！
時間は？
後10分で開店ですね。
開店すぐ、1番に僕の顔を見せてあげます。
随分待たせてかわいそうな事をしました。
あれから2週間…長かった…
僕との契約も切れてさぞや不安だっただろう…
すいません…やはり仕事には最善を尽くさねば
何度か…いえ何度も
サボってこちらに来ようとはしましたが←ダメ
…そのたびにユノヒョンに邪魔され…
ええ、ヤツがNGばかりださなければもう少し時間が作れたはずなんです。
ツアーがはじまればますます忙しくなる
…寂しいでしょうが我慢してください…
「ねえ…何してんの？…」
できるだけ会いに来ますから…
「ねえ！キミ！チャンミンくんだよね！」
「は？…っておにいさ！！お…おはようございます！！…あの！…」
「…朝から…電信柱にぶつぶつ言って…気持ち悪い
なに？コーヒー飲みにきたの？ならさっさと入りなよ…もう開いてるから…」
幸先悪いな！びっくりしたよ！！
「失礼します！！」
「はいはい…Aー！チャンミンくん来たからコーヒー入れてあげてー！」
え…何？なんか扱いが…良い？
扱い良くなってますよね…
「あー！！おはようございます！！
久しぶりすぎですよ！待ってたんですよ！」
そ、そんなはっきりと！！直球で！！
いいんですか？おにいさんが…
「……さっさと座れば…」
ええ！いいの？！怒らないんですか？！
これは…
あれか！
兄公認？！
僕が…紳士かつ人徳者だと認められた？…
「座ってください、いまコーヒー用意しますから！
おにいちゃん！ほら！掃除はもういいから！
お水出して！早く！」
「……はーい…」
ほらー！！何故か威嚇されない！
やはり正義は勝つんですね！！
「あ！この間はありがとうございます！
来ていただいたのにお構いできなくて…収録中じゃなきゃ…楽屋にでもお誘いしましたが…」
「楽屋？！まさか！とんでもない！！
こちらこそいきなりでごめんなさい！」
…控えめですね…あくまで僕に迷惑かけるような事はしたくないと…
影から見守りたいんですね……
そんなに気を使わなくていいんですよ？
もっと僕に…
「収録なんて…おっれがいたら絶対ついて行ったのに…おれに内緒で…」
「言うわけないでしょ？だいたいおにいちゃんファンでもなんでもないもん。」
「Aだって前は…まぁいいよ。」
まぁいい…まぁいいんですね！
何故かわかりませんが、お兄様公認ですよ…
もう障害はないとみました！
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作者名：ネサラン | 作成日時：2018年1月5日 23時
