episode.77 ページ22
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匡平くんとふたりでの帰り道
主「 夏祭りすごく楽しみだね！」
匡「 おう、楽しみだな 」
主「 でもね、匡平くんにだから言うけどすこーしだ
け、ほんの少しだけね なんかモヤモヤするんだ 」
匡「 モヤモヤ？どういうこと？」
主「 昔からああいう楽しい場所少し苦手っていう
か…うん、なんかね……でも！でも、みんなと一緒
だから楽しめると思う！！」
なんだか、本当の事を言いそうになった。
本当は楽しい場所が少し苦手。
幸せそうな親子と惨めな自分を比べてしまうから。
匡「 ならいいけど…。 あいつらも一緒だし、きっと
楽しいと思うぞ？」
って微笑んでくれる匡平くん
主「 うん！…ていうか、匡平くんっていつからそん
なに優しくなったの？」
匡「 は？(笑)」
主「 だって入学した頃と全然違う！入学式の時覚え
てる？私が怯えて教室入れいでいたらさ、匡平くん
に邪魔って言われたんだよ？(笑)」
匡「 そういえばそうだったな、悪い(苦笑)
女なんて面倒な奴しかいないと思ってたから、
Aに出逢って面倒じゃない奴もいんだなぁっ て？」
主「 ほんと？でも私すごいこだわるところはこだわ
るよ？これを食べる時はこのお皿！みたいな 」
匡「 そういう事じゃねーよ(笑)」
私の頭をピシって優しく叩いてつっこむ匡平くん
なんかドキドキする…頭叩かれてドキドキするって
なんなの私。
M要素引き出さないでよ匡平くん…！
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作者名：ひなた | 作成日時：2019年5月9日 6時
