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Aside
焦凍と一緒に寝るのは中3ぶり…
なんだかそわそわして落ち着かない
そんなこんなで眠れないまま時計の針は夜中の1:00を指していた
左側にいる焦凍はスースーと規則正しく寝息を立てていた
体ごと左側を向いて焦凍の方を見る
暗くて見えなかったはずの目ももう慣れて焦凍の横顔が暗闇でも見えた
「眠る姿も美しいな…」
なんて独り言を言っていると、焦凍は寝返りを打ってこちらに体を向けてきた
「…エッ…」
近い近い近い近い近い！！！！
さすがに近い！！！！
焦凍の寝息が当たる！！！
無理！！！心臓！！！！！！！！！
爆発する！！！！！
そんな私には気付かずにすやすやと可愛い寝息を立てている焦凍
そして、
寝返りしたせいか私の腰に焦凍の手が…
腰に！！！！！！！手が！！！！！！
(しつこい)
あ、やばい
死にそう
なんだこれ
そんなことを思いながら必死に悶えていると焦凍は目を覚ましてしまった
「…A…寝れねぇのか？」
「…ね、寝れねぇっす…うぅ」
ひい、喋らんでくれえ…近いんだよぉ…
あ、さっきから近いことに夢中で気付かなかったけどめちゃめちゃにいい匂いする…焦凍の匂いだ…落ち着く…
落ち着く…って思ったのも束の間、目の前の焦凍を思い出してまた心臓はバクバク激しく動きだした
「…早く寝ねぇと、明日起きられねぇぞ…」
なんて言って、フッと微笑む焦凍
もう無理なんだが？
今の私が眠るとしたら永遠の眠りなんだが？
焦凍のせいで心不全なんだが？
焦凍の顔を見るのはもう無理だと思い、思い切って目の前にある焦凍の胸に顔を埋め目を閉じた
そしたら焦凍は私を赤子のように抱き寄せてしまった
それが決定打となり
私はもう the end
そこからの記憶はない
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作者名：shiro | 作成日時：2020年4月13日 21時
