No.133 ページ33
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ホークスの猛禽類を思わせる鋭い瞳孔が、ゴーグルの奥でギラリと光った。藍瀬はそれを、大人の笑みで余裕でいなした。
｢さあな。ほら、もうすぐ作戦決行だぜ、御二方｣
｢ちぇっ、煙に巻くのが上手いんだから｣
｢褒め言葉と受け取っておく｣
その時、視線の先にある真白い建造物の窓が一つ、派手な音を立てて爆発した。同じ公安直属ヒーローのレディ・ナガンによる強襲だ。3km先まで狙撃可能という長ロングレンジの凄腕スナイパーだそう。今回は一体どこから狙撃したのやら。
ナガンの狙撃が作戦決行の合図だ。木の枝に座り込んでいたA達は立ち上がった。
｢それじゃあ本部で打ち合わせした通り、ホークスはメモリの奪還、俺とAはホークスの補佐･･････と言えば聞こえは良いが、要するに『ギデオンの集い』とやらをシバく。今まで手を出せずにこまねいていたプロ集団だ。これを機に一気に叩き潰す｣
｢特殊部隊なら、人殺しのプロですよ。呉々も油断しないよーに！｣
｢ハッ、誰に物言ってんだ若造。オラ、さっさと行きやがれ｣
ホークスがヒラヒラと手を降ってから、音もなく飛んで行く。Aと藍瀬はその後ろを木の幹を伝いながら走って追いかける。
それにしても、有翼の個性は見ていて気持ちがいいなとAは思った。こうして地に足つけて(今は木の上だが)走ってる自分が馬鹿らしくなる。
｢私も個性で飛びたい･･････｣
｢馬鹿かお前。あの建物自体が火薬庫だぞ。一体どこまで溜め込んでんだか｣
｢それを分かってるから余計に個性使いたくなるんじゃん｣
｢それもそうだな。だが、俺にとっちゃ今回はラッキーな現場だ｣
｢ラッキー？屋内だから？｣
藍瀬は元は一流の殺し屋だ。遮蔽物や壁がある屋内の方が実力が発揮出来るという意味だろうか。
Aが首を傾げると、藍瀬は皮肉げに口角を上げた。
｢そのうち分かる｣
あれ、そういえば藍瀬の個性聞いてなかったな。
今更すぎる残念な気付きはしかし、強固な3mの塀を飛び越え、ギデオン教団本部に不法侵入したせいで一旦放置せざるをえなくなった。
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エリンギ(サブ垢)(プロフ) - rayさん» コメントありがとうございます。返信が遅れてしまい申し訳ないです。生きがいと言って頂けて光栄です！ (2022年10月8日 22時) (
レス) id: d64584d3be (このIDを非表示/違反報告)
エリンギ(サブ垢)(プロフ) - あんころさん» コメントありがとうございます。最近ハマっている海外ドラマの影響で夢主の口調が若干アメリカナイズされてきていますが、どうかご容赦を(汗) (2022年10月8日 22時) (レス) @page29 id: d64584d3be (このIDを非表示/違反報告)
あんころ(プロフ) - めちゃくちゃ面白くて一気見しました！夢主ちゃんの口調とか生き方とか、先生達との関係とか、すっごい好きです！！更新応援してます😍 (2022年10月5日 2時) (レス) @page28 id: 9e178210e2 (このIDを非表示/違反報告)
ray(プロフ) - 生きがいが更新されていて嬉しい (2022年9月17日 18時) (レス) id: 79de0296fb (このIDを非表示/違反報告)
鈴木 - 初心者生さん» コメントありがとうございます。楽しみにしていただいてとても光栄です。これからもどうぞよろしくお願いします！ (2022年6月25日 20時) (レス) id: a6f881356f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エリンギ(サブ垢) | 作成日時：2022年6月22日 22時
