No.128 ページ28
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｢相澤さんが居ない時を狙って呼び出すとか、ホントいい趣味してんじゃん｣
｢あの人、ちょっと頭硬いじゃない？｣
｢はは、じゃああんたの脳みそはジェラートって訳だ。冬は気を付けろよ、固まっちまって叶わねえから｣
｢相変わらずよく回る口だこと｣
登校初日の翌日は日曜日だった。
突然スマホに非通知の相手から電話がかかり、それに出てみれば安藤だったという訳だ。登録されている電話番号からかけなかったのは、どうやら相澤に知られたくない案件での呼び出しだったから。
生憎相澤はヒーローの仕事で不在だったから、Aには召集命令を断る理由がなかったのである。
ヒーロー公安委員会の本部に登庁して早々皮肉を言えば、全く効いてない顔で安藤は肩を竦めた。
｢貴女の事だから、我々と雄英高校の対立構造もよく知っているんでしょう？｣
｢くどい。結論から言ってくんない？退屈のあまりここで寝られても困るでしょ｣
｢そうね。今日呼び出したのはちょっとお願いがあって｣
安藤はそう言ってデスクの引き出しから何やら革でできた厚いファイルを取り出し、デスクの前に立つAの元まで滑らせた。
｢機密情報を取り戻して欲しくて｣
｢
安藤は、あら、ととぼけた声を出した。
｢貴女が今までやってきた事に比べれば瑣事じゃないの｣
｢分かった、やるよ。こっちに拒否権なんてないんでしょ。でもまさか、一人でって事はないよね？｣
勿論、と安藤は今までに見た事もないような(と言ってもまだ数回しか顔を合わせた事がない)笑顔で扉に視線を向けた。
｢入ってきてちょうだい｣
音もなく扉が開く。失礼しまーす、と間の抜けた挨拶をして入ってきた男二人組に、Aは任務の遂行を了承した時の自分を、人生で最も詰った。
こいつらに会うくらいなら、相澤にチクっておけば良かったと。
｢久しぶり、“死神”ちゃん･･････いや、今はAちゃん、かな？｣
｢ちっこいなお前。小学生でも通りそうだ｣
Aと安藤の元に現れたのは、ホークスと藍瀬益治だった。
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エリンギ(サブ垢)(プロフ) - rayさん» コメントありがとうございます。返信が遅れてしまい申し訳ないです。生きがいと言って頂けて光栄です！ (2022年10月8日 22時) (
レス) id: d64584d3be (このIDを非表示/違反報告)
エリンギ(サブ垢)(プロフ) - あんころさん» コメントありがとうございます。最近ハマっている海外ドラマの影響で夢主の口調が若干アメリカナイズされてきていますが、どうかご容赦を(汗) (2022年10月8日 22時) (レス) @page29 id: d64584d3be (このIDを非表示/違反報告)
あんころ(プロフ) - めちゃくちゃ面白くて一気見しました！夢主ちゃんの口調とか生き方とか、先生達との関係とか、すっごい好きです！！更新応援してます😍 (2022年10月5日 2時) (レス) @page28 id: 9e178210e2 (このIDを非表示/違反報告)
ray(プロフ) - 生きがいが更新されていて嬉しい (2022年9月17日 18時) (レス) id: 79de0296fb (このIDを非表示/違反報告)
鈴木 - 初心者生さん» コメントありがとうございます。楽しみにしていただいてとても光栄です。これからもどうぞよろしくお願いします！ (2022年6月25日 20時) (レス) id: a6f881356f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エリンギ(サブ垢) | 作成日時：2022年6月22日 22時
