出久くん誕生日小話 ページ40
-Aside-
7月14日、夜中の11時50分。
私は今、暗い自分の部屋のベッドにて、スマホを持ちながら正座中だ。
何故って…そりゃあもちろん、大切な人の誕生日だから。
誰よりも早くおめでとうを伝えたい。
そして流石に出久くんママがいるので、一番最初に会って伝えるのは無理だけれど、せめて2番目に…ということで、アポなしで家にお邪魔する予定だ。
…流石に迷惑かな？とも思ったが、用事があるようなら"おめでとう"とだけ言って帰ればいい。
まあ大丈夫だろう。
そんなことを考えているうちに、時間は残り1分。
出遅れないように…と、あらかじめ文章は打ってある。
あとは時間になった瞬間に、送信ボタンを押すだけ。
…緊張してきた。
そろそろか…と送信ボタンに指を近付け、すぐに反応できるようにする。
まだ…まだ待つんだ、私…。
まだ待つ…あっ。
あっ。
あっ………。
…時間変わる前に、おし…ちゃった。
いや私どんだけテンパってるの…！？
緊張するのはわかるよ!!でも手の震えで押しちゃうってアホにもほどがあると思うな!!
ああああああ失敗した。
恥ずかしい…。これで一番最初は無理に…。
さっきの私、消えてしまえ。
罪を償え、代償を払え…!!
先程までの自分に酷く腹が立つが、もう時間は巻き戻せない。
私はただ1人、布団でじたばた無駄な抵抗をすることしか出来ないのだ。
「あああああああああああ！！！！！！
消えろわたしぃああああああ！！！！！！」
「うるせェ!!」
「うわっ…！？」
お兄ちゃんに壁ドン(物理)された。
…寝よう。
ごめんよ楽しみにしてた私。
ごめんよ出久くん…。
おやすみ世界…。
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どこかのラブライバー♀(プロフ) - 時雨さん» コメントありがとうございます。ありがとうございます、励みになります！更新遅くて申し訳ないです…!!頑張りますので、暖かい目で見守っていてください…！ (2018年5月24日 21時) (
レス) id: a5c38f8b66 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - この作品いつと楽しく拝見させてもらってます！更新楽しみにして待ってますね！ (2018年5月23日 19時) (レス) id: 357ba3e4c2 (このIDを非表示/違反報告)
どこかのラブライバー♀(プロフ) - 8800さん» コメントありがとうございます。早く読みたいと言って下さり、凄く嬉しいです！更新頑張ります！ (2018年5月11日 22時) (レス) id: a5c38f8b66 (このIDを非表示/違反報告)
8800 - 更新頑張ってー！早く続き読みたいですー！ (2018年5月10日 20時) (レス) id: 2da2df1e9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どこかのラブライバー♀ | 作成日時：2018年5月7日 0時
